こんにちは、このはです。
木の壁があると部屋のおしゃれ度がアップしますね。
リフォームを頼むとお値段がかかりそう…ましてや賃貸だと原状復帰があるので無理じゃぁ…とあきらめる必要はありません!
なんと!ディアウォールやラブリコ、ウォリストなどの突っ張り金具を使えば、賃貸物件でも簡単に壁を木の壁に変えることができ、さらに壁掛けテレビまで作れます!
作品情報
【難易度】 (初級者向け)
【予算】約10000円
【製作期間】約2日
【主な材料】
- 2x4材
- 杉の貫材
- ディアウォール
- テレビ壁掛け用金具
- ワトコオイルなどの塗料
【主な道具】
- 電動ドリルドライバ(インパクトドライバーでもOK)
- 作業台&クランプ
- ノコギリ
- サンダ
こんな方におすすめ
- 賃貸物件でも原状復帰を気にせず壁面をおしゃれに使いたい
- テレビを壁掛けにしてすっきり見せたい
- 木に囲まれた落ち着く空間が欲しい
目次
ディアウォールで柱を作る
柱を作る方法
賃貸物件では壁にものを打ち付けることができません。そこで、木の板を張るための柱を立てることから始めます。
2x4材をばねの力で突っ張って柱を作る、ディアウォールという商品があります。ディアウォールはばねの力で木材を支えますので、床や壁を傷つけることなく設置できます。今回はこれを使うことにしました。
同じく、突っ張る力で柱を立てる商品にラブリコやウォリストという商品もあります。

ラブリコ
それぞれ見た目が異なるのと、オプション品に違いがあります。




2x4材の計測
ディアウォールで使用する木材は2x4材と呼ばれる規格の木材になります。大量生産されているのでホームセンターで比較的安価で出に入る木材です。

柱にする2x4材ですが、公式では『天井の高さー45(mm)』となっています。
ですが、10本以上ディアウォールを立ててきた経験から『天井の高さー40(mm)』がちょうどいいです。

ディアウォール



今回は使いませんでしたが、ラブリコを使う場合はこちらの方法になります。
ディアウォールと違って用意する木材の長さは『天井の高さー95(mm)』となります。

ラブリコ
ラブリコはジャッキを回して木材を固定するので、木材を持ち上げる力を必要としません。
木材にかぶせる部分が前に向かって出っ張っていない分、ディアウォールよりスマートに壁に収まります。

ラブリコとディアウォールの見た目
2x4材の研磨と塗装
2x4材を用意したら、まずはサンダがけです。
天井までの高さの2x4材は思った以上に面積が広いので、リョービの電動サンダを使いました。やすりは#240です。

#240の紙やすりでサンダがけ
磨いた後は塗装です。端材があれば手持ちの塗料で塗装実験をお勧めします。

塗装実験
この時はワトコオイルの『ドリフトウッド』で塗装して、ブライワックスの『アンティークマホガニー』で仕上げました。
2x4材の準備ができたら。ディアウォールを付けて立てかけましょう。簡単に頑丈な柱の完成です。
ディアウォールの柱に「壁掛け金具」でテレビを壁掛け
使用する金具は『BESTEK テレビ壁掛け金具』
手持ちのテレビに使えそうな壁掛け金具を探した結果、「BESTEK テレビ壁掛け金具 26~65インチLED液晶テレビ対応」を使用することにしました。
ここで注意!テレビは思った以上に重いです。万が一テレビが落下したら大惨事です。
ディアウォール一本では我が家のテレビは支えきれないと思い、ディアウォール二本で支えることにしました。
金具の幅に合わせてディアウォールを追加します。
丈夫なネジでテレビを固定する

テレビ壁掛け金具をしっかり固定
『BESTEK テレビ壁掛け金具』を取り寄せたのですが、付属のネジでは柔らかいです。
そこで、金具をディアウォールに固定するために、ネジをホームセンターで新たに購入しました。
リンク先のものと同じでなくとも、近くのホームセンターで同じサイズのものを購入すれば大丈夫です。
このままだとテレビの配線が丸見えなうえに、周辺機器を置く場所がありません。そこで、杉板を貼って木の壁を作り、周辺機器を収納しつつ隠します。
ディアウォールを増やして、杉材で木の壁を作る
杉の貫材の準備
ディアウォールを増やしてリビング一面に木の壁を作ります。

杉の貫板
ディアウォールの耐荷重と、たくさんの木材を使うことを考えて軽くて安価な杉の貫材(ぬきざい)を壁板に採用しました。



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貫材は湿ってることが多いので、十分に乾燥させてから使います。
表に使う側をサンダがけして滑らかにし塗装します。今回使用した塗料はワトコオイルの「チェリー」と「ミディアムウォルナット」のブレンドです。

ワトコオイルが乾いたら、今度はワックスの出番。
使用したのはブライワックスの「アンティークマホガニー」です。木材にワックスをかけるときはスチールウールを使います。
薄くのばして塗り残しがないようにワックスをかけたら、いらない布切れで磨きます。
ディアウォールの柱に杉材を打ち付ける
杉材が出来上がれば、あとは2X4材の柱にビスで打ちつけます。水平器を使って確認しながら打つと隙間がぴったりになります。

水平確認担当とビス打ち担当の2人で作業すると楽です
杉の貫材で木箱を作ったときのアイディアの応用ですが、杉材の一部にマグネットシートを張り付け取り外しできるようにするといいですよ。
テレビのケーブルをつなぎ直す時など、一部の杉板を外して作業できるようになります。
リビングを好きなインテリアに
棚板を使って棚作り
木の壁を作ったので、賃貸でも釘やビスを打ち放題です。

棚受けを使って棚を作りました。フックを取り付けて普段はしまっているランタンを見せる収納しました。

神代ニレの棚板です!お気に入りを飾ろう!
調子に乗っていろんなものを飾りたくなりますが、突っ張って柱が立っている状態ということを忘れずに、重いものを乗せる棚には脚を付けるなどして対策しましょう。
棚受けでカウンターテーブルを作る

ヤマザクラのカウンターテーブル
ホームセンターでヤマザクラの無垢材が手に入ったので、ちょっとした作業スペースにカウンターテーブルを作成しました。




ヤマザクラの無垢材
無垢材の四隅を面取りし、ヤマザクラのそのままの色味を木目を生かせるように丁寧にサンダかけをして荏油(えあぶら)で塗装して蜜蝋ワックスをかけて仕上げました。

テーブルの下にもう一枚集成材の棚をつけて、ノートPCなどの収納場所にしました。

テーブル下の収納
パイン集成材をヤマザクラの天板より一回り小さいサイズでカットと面取りをします。
サンダがけしてワトコオイルの「ダークウォルナット」で塗装したら蜜蝋ワックスをかけました。
ヤマザクラもパイン集成材も棚受けで壁に取り付けますが、けっこう重さがあります。
杉板に取り付けると不安なので、ディアウォールの柱に直接棚板を取り付けて設置しました。
壁掛けテレビ、カウンターテーブル、木の壁の完成
ディアウォール、ラブリコ、ウォリストなどの突っ張り金具のおかげで賃貸でも原状復帰可能な柱ができました。
そこから壁掛けテレビ、カウンターテーブル、木の壁が出来上がりました。
木の壁にすると、リビングの雰囲気がガラッと変わります。テレビまわりもケーブルが隠れるのですっきりします。
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今回は木の壁の前面に棚を作りましたが、
将さん(@Masa_s_Record)はWalist(ウォリスト)を使った壁面『裏』収納をつくっています。
そちらの記事もとても参考になりますので、よければご覧になってみてください。