ボックスシェルフDIYで実践!初めてのDIYでも失敗しない③木材の切り方

2021年8月10日

木材の切り方

こんにちは、このはです。

ボックスシェルフを作りながら、DIYのおさらいをするシリーズの三回目です。

設計図と木とり図の作成~木材を購入するところまで進みました。ここからは道具を使う作業が始まります。

まずはノコギリを使って、木材を寸法通りにカットしましょう。木材のカットといっても、長さを測って線を引き、その上をノコギリで切ればいいってものではありません。少しの工夫でカットの精度が上がります。

それでは、直角ガイドを使ってボックスシェルフの材料を切り出してみましょう。

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道具の準備

木材を切るときに、最低限必要なものを紹介します。

木材を切るのに必要な道具

木材を切るのに必要な道具

写真右のノコギリから順に説明します。

ノコギリ

ゼットソー265

ゼットソー265

木材を切るならノコギリです。

私はゼットソー265というノコギリを使っています。

ホームセンターにはたくさんの種類のノコギリが売ってますが、こちらをおすすめします。値段もそれほど高価ではなく、手に入れやすいノコギリです。

ノコギリには縦引きと横引きの種類がありますが、こちらのゼットソー265は縦も横もナナメにも対応できるオールマイティーノコギリです。

ハンドルがピストル型なので、ノコギリを長時間ひいても疲れにくい作りになっています。替刃式なので、切れ味が落ちたと感じたら新しい刃に取り換えましょう。切れ味が落ちた刃を使い続けると、とても疲れます

メジャー

ネオロック

ネオロック

私はこちらのネオロックを愛用しています。

見た目の派手さはないのですが、軽くてコンパクトで、丸い形が手に馴染んで良い使い心地です。

このは
特に女性の手に馴染みやすいフォルムです

出し入れが静かでスムーズで、ストレスフリーで計測できます。もちろん、JIS1級マーク付きで精度は保証されてます。

曲尺

木材にまっすぐ線を引くときに使う曲尺です。

曲尺

曲尺

曲尺はホームセンターでたくさんの種類が売られていますが、DIYを始めたときに購入したシンワ測定の幅広厚手30cmを長いこと愛用しています。

さすがというか、何年使っても狂いが出ていません。差金(大工さんが使う曲がるタイプ)と違い厚みがあるので、曲がることなく直角がだせます。

このは
便利すぎて、お裁縫するときも曲尺を使ってます。厚手なので重みがあり、布の上でも直角を出しやすいです

作業台

木材を切るときは作業台を用意しましょう。木材を切るときは木材をクランプで固定するので作業台が必要になります。

作業台の作り方はこちらになります。

作業台の作り方
作業台
テーブル上で使えるDIY用作業台を自作しよう【設計図&木取り図付き】

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クランプ

クランプは、木材を作業台に固定したり、ボンドで接着するときに木材同士をはさんで圧をかけたりと、何かと使用頻度の高い道具です。

こちらの写真はL型クランプ(メーカーによってはF型クランプ)になります。

L型クランプ

L型クランプ

ノコギリを使う時は、クランプで木材をしっかり押さえる必要があります。手で押さえるとどうしても木材がずれますし、姿勢が悪くなってまっすぐ動かせないので、クランプは用意しましょう。

このは
手で押さえてると、ノコギリで手を切ってしまうかもしれないしね

特に、電動工具を使う時はクランプでしっかり固定するようにしましょう。電気の力に人の力では勝てません。

直角ガイド

直角ガイドとは、直角が出ている木材にフェンスの役割をする木材を貼り、そこにマグネットシートを貼りつけたものです。

このは
このガイドを知るまでは、ノコギリがマグネットにくっつくとは知りませんでした
直角ガイド

直角ガイド

木材を直角に切るときは、このようなガイドを用意しましょう。ノコギリがマグネットにくっついた状態でノコギリを動かすので、ノコギリが安定し、手振れせずにまっすぐノコギリを引くことができます。

詳しい作り方はこちらの記事で紹介してます。

直角ガイドの作り方
ノコギリで木材を直角に切る方法 ~高精度な直角ガイドの作り方

続きを見る

この先いろいろなサイズの木材を切るのなら、直角ガイドを作成しておくとたくさん活躍します。

このは
今となっては、直角ガイドが手放せません
どこかのテレビショッピングみたいな言い方だなぁ~

長さを測って線を引く

道具がそろったら、さっそく木材を切ってみましょう。設計図の木とり図を参考に、長さを測って木材のカットするところに線を引きます。

と、その前に、買ってきた木材の両端を少しだけ切り落としておきましょう。

木材の端を切り落しておく

木材の端を切り落しておく

端の部分が凸凹していたり、ホチキスの針が刺さっていたりするので、ノコギリで切って平らにしておきます。これを砂切りといいます。

そうしたら、メジャーで長さを測って曲尺を使って線を引きます。

長さを測って線を引く

長さを測って線を引く

直角ガイドを使ってノコギリで切る

この線の上にノコギリの刃がくるように、直角ガイドと木材をセットします。

直角ガイドのフェンス部分に木材を押し付けながら、作業台と木材とガイドをクランプして固定します。

直角ガイドのマグネットに当てながら切る

直角ガイドのマグネットに当てながら切る

直角ガイドのマグネットにのこぎりの刃がくっつくので、そのまま力を抜いてノコギリを動かして切っていきます。

肘と肩をノコギリの刃の一直線上になるように、視線はノコギリの背を見ながらひいていきます。

このは
ノコギリは添えるだけ
30cmに切れました

30cmに切れました

直角に、30cmに切りだしました。

同じ長さを切り出すときは再び30cmを測って線を引いてもいいのですが、一回目で切り出した30cm木材を基準に線を引いていくこともできます。切り出す木材の端と30cmの木材の端を指を当てながら面一(つらいち)になるように合わせます。

端を指に当てながら面一にする

端を指に当てながら面一にする

そして反対側の木材の切り口に沿って線を引きます。

切り出した木材をガイドに線を引く

切り出した木材をガイドにして線を引く

ここで、木材を切るときのワンポイントアドバイスです。

木材を切るときは、カットする線上に木材の節が当たると、とても切りにくいです。

とても切りにくい節の部分

とても切りにくい節の部分

できれば避けましょう

木材が切れました

木材が切れました

ここできちんと長さを合わせて切り出しておくと、組み立てるときに困りません。丁寧に木材を切り出しましょう!

このは
焦ると絶対うまくいかないので、心穏やかに丁寧さを心がけましょう
車の運転と同じだね、焦ると事故る

切り出した木材は番号を振っておく

切り出した木材が迷子にならないように、番号や記号を書いておきましょう。

木材に番号をふっておく

木材に番号をふっておく

私はマスキングテープに油性ペンで番号を書いて木材に貼っています。

このは
これも良し悪しがあって、テープが剥がれたら分からなくなる危険があります
でも、木材に直接書かないから仕上がりがきれいになるんだよね

次は、切り出した木材を3枚つなげます。木と木をダボを使ってつなぎ合わせ、幅広にする便利な技です。

次回の記事
ダボ継ぎの仕方
ボックスシェルフDIYで実践!初めてのDIYでも失敗しない④ダボ継ぎの仕方

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  • この記事を書いた人

このは

イラストと初心者向けのDIY担当。ブログをイラストで盛り上げ中。編み物を含めた裁縫全般の記事も書いてます。競技かるたもやってますので、「さくやこのはな」の歌はとてもなじみ深いです。