こんにちは、このはです。
今回は、下段は本棚、中段は黒板、上段は目隠し付きの収納という機能的な壁面収納を作りました。
ディアウォールを使うので、賃貸物件でも安心して自作することができますよ!
それでは、作り方を紹介します。
壁面収納を作る場所の計測
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/壁面収納避ける場所-1024x576.jpg)
この場所に、ディアウォールで柱を作り、棚板を渡して壁面収納や本棚を作っていきます。
ですがこの場所、インターフォンと電気のスイッチ、そしてモジュラージャックを避けて壁面収納を作る必要があります。
これら避けるべきものの位置を計測したら、次に設計図を作成します。
設計図の作成
![caDIY3Dでの完成図(すのこ目隠しあり)](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/caDIY3Dでの完成図すのこ目隠しあり.jpg)
作りたい壁面収納のポイントをまとめました。
設計図は設計ソフトcaDIY3Dを使って作成しました。
caDIY3Dを使うと完成形にとても近い形を再現できます。
![ナナメに追い入れ継ぎする部分](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/ナナメに追い入れ継ぎする部分.jpg)
棚板は角度をつけることにしました。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2023/10/1fc1c465d7b9de34bae5b9c0053c88a0.png)
追い入継ぎが難しい場合は、棚受けを使う方法もあります。
![裏はベニヤを貼りつける](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/裏はベニヤを貼りつける.png)
裏側にはベニヤを貼りつけます。
こちらが、caDIY3Dで作成した木とり図です。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/壁面収納木とり図-1024x576.png)
設計図と木とり図が完成したら資材を用意しましょう。
木材の下準備
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/wallshelf-サンダがけ-1024x576.jpg)
木材はホームセンターで購入して寸法どおりにカットしてもらいました。
購入した木材は、ヤスリをかけて表面を滑らかにします。
電動サンダを使用して、#240の紙やすりでサンディングしました。
柱の加工
墨付けと追い入れ継ぎの加工
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/壁面収納墨付け-1024x576.jpg)
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2023/10/1fc1c465d7b9de34bae5b9c0053c88a0.png)
棚受けを使う場合は、この部分は読み飛ばしても構いません
切り欠く部分に墨付けといって目印の線を書きます。
斜めに棚板を付ける部分には自由スコヤを使うと便利です。
墨付けが終わったら、追入れ継ぎのための加工です。
追い入れ継ぎのために、まず、柱になる2x4に深さ1cmの溝を掘ります。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/のこぎりストッパー-1024x576.jpg)
ノコギリの刃先から1cmのところに、アイスの棒を両面テープでしっかり張り付けます。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/stop-1024x576.jpg)
すると、アイスの棒がストッパーになって、1cm切り込みを入れたところで止まりす。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/cutting-1024x576.jpg)
切り込みを入れたら、その間を鑿で欠きとります。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/鑿で欠きとり-1024x576.jpg)
削り取るときは破片が勢いよく飛び散るので、向かい側には別の2X4を置きました。
塗装とワックスがけ
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/paint-wallshelf-1024x576.jpg)
加工が終わったら、木材を塗装しましょう。
杉材はワトコオイルのチェリーを、それ以外はワトコオイルのダークウォルナットで塗装しました。
ワトコオイルは木目を活かした地時におすすめの塗料です。
オイルが染みこんだら布でふき取って、一日乾かします。好みに合わせて二度塗りしてもOK!
![ブライワックス](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/DSC_0299-e1586590516439.jpg)
オイル塗装の次はワックスを塗ります。今回使用したのはブライワックスのアンティークマホガニーです。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2023/10/1fc1c465d7b9de34bae5b9c0053c88a0.png)
合板の切り欠き加工とKAKERU PAINT塗装
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/合板-1-1024x576.jpg)
背板になるプリント合板は、インターホンとスイッチ部分をくりぬいてからKAKERU PAINTで塗装します。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2023/10/1fc1c465d7b9de34bae5b9c0053c88a0.png)
KAKERU PAINT とは、塗料を塗った部分にチョークで文字が書けるようになる塗料です
薄い合板はカッターで切り欠きで切るので、くりぬく作業が簡単にできます。
プリント合板はKAKERU PAINTをはじいてしまうので、やすりで表面を薄く削ってから塗装しました。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/KAKARU-paint2-1024x576.jpg)
KAKERU PAINTを二度塗りしたところ、写真のようにいい感じに仕上がりました。
目隠しすのこの作成
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/blind-1024x576.jpg)
子供用学習机作成の時と同じように目隠しのすのこを作成します。
目隠し部分はもしも落下したら一大事なので、トラスネジでしっかり固定します。
トラスネジはネジの裏側からボルトで固定する作りになっています。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/trasu-1024x576.png)
目隠しがあるので、電話機やルーターなどのコード類が雑多になりやすいものを置くのにいいですね。
組み立て
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/wallshelf-making1-1024x576.jpg)
いよいよ組み立てです。
まずは寝かせた状態で追い入れ継ぎの部分に棚板をはめていきます。
棚板の部分を金槌で叩いて「木殺し」してはめ込みます。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/kigorosi-1024x576.png)
枠ができたら、裏側になる方に合板をビスで取り付けます。
柱を立てる位置と2x4への合板の打ち付ける位置、合板にあけた穴がインターホンとスイッチに合うのかを確認しながら進めていきます。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2023/10/1fc1c465d7b9de34bae5b9c0053c88a0.png)
枠を立てて現物合わせするときは、できれば2人以上で作業すると安全です。
実際に柱を立ててみて、合板の取り付け位置を決めたらクランプで押さえて仮止めし、ビスで固定しました。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/wallshelf-making2-1024x576.jpg)
すのこは一番上の板だけをビスで2x4に打ち付けます。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/wall-shelf-open-1024x576.jpg)
取り付けた後は、蝶番で開閉するか確認しましょう。
完成
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/04/wallshelf-finish-1024x576.jpg)
こうして壁面収納が完成しました。
ディスプレイ目的で作った本棚は、写真に写っている本の重さなら十分に耐えられました。
同じようにして作った玄関の壁面収納をこちらの記事で紹介しています。あわせてご覧ください。