こんにちは、このはです。
もし部屋壁が白い壁紙ではなくて木の壁だったら…まるでログハウスやおしゃれなレストランにいるみたいでテンション上がりませんか?
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リフォームを頼むとお値段がかかりそう…ましてや賃貸だと原状復帰があるので無理じゃぁ…とあきらめる必要はありません!ディアウォールやラブリコ、ウォリストなどの突っ張り金具を使えば、賃貸物件でも簡単に壁を木の壁に変えることができ、さらに壁掛けテレビまで作れます!
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作品情報
【主な材料】
- 2x4材
- 杉の貫材
- ディアウォール
- テレビ壁掛け用金具
- ワトコオイルなどの塗料
【主な道具】
- 電動ドリルドライバ(インパクトドライバーでもOK)
- 作業台&クランプ
- ノコギリ
- サンダ
こんな方におすすめ
- 賃貸物件でも原状復帰を気にせず壁面をおしゃれに使いたい
- テレビを壁掛けにしてすっきり見せたい
- 木に囲まれた落ち着く空間が欲しい
木の壁の作り方~ディアウォールで柱を作る
柱を作ることに必要な商品
木の壁を作るには、簡単でシンプルな方法は木の板をじかに壁に打ち付けることでしょう。ですが、賃貸物件では壁に木を打ち付けることができません。
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そこで、木の板を張るために柱を立てます。2x4材をばねの力で突っ張って柱を作る、ディアウォールという商品があります。ディアウォールはばねの力で木材を支えますので、床や壁を傷つけることなく設置できます。今回はこれを使うことにしました。
同じく、突っ張る力で柱を立てる商品にラブリコやウォリストという商品もあります。
![ラブリコ](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2019/06/ラブリコ.jpg)
ラブリコ
それぞれ見た目が異なるのと、オプション品に違いがあります。
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例えばこちらの写真、2019年JAPAN DIY HOMECENTER SHOWの和気産業さんのブースです。
![和気産業さんのブース](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2019/06/DSC_0303.jpg)
和気産業さんのブース
ウォリストと連結金具をつかって木の壁と奥行きのある壁面収納を実現しています。賃貸物件でこれだけのクオリティができたらと思うとDIYさまさま、やる気がわきますね!
各メーカー専用の棚受けや、短い2x4材を連結する中間ジョイントなどを展開しています。自分にあう商品で柱を立てましょう。
2x4材の計測
今回はディアウォールを使った木の壁作りを紹介します。ディアウォールで使用する木材は2x4材と呼ばれる規格の木材になります。大量生産されているのでホームセンターで比較的安価で手に入る木材です。この当時は2x4に対応したディアウォールしかありませんでしたが、その後1x4、2x6、1x6の様々なサイズに対応するディアウォールが発売されました。
柱にする2x4材ですが、公式では『天井の高さー45(mm)』となっています。ですが、私の経験上ですが『天井の高さー40(mm)』の長さにするとちょうどいいです。
![ディアウォール](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/ディアウォール-1024x1024.jpg)
ディアウォール
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ちなみに、ラブリコを使う場合はこちらの計算方法になります。ディアウォールと違って用意する木材の長さは『天井の高さー95(mm)』となるので注意してください。
![ラブリコ](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/ラブリコ1-1-1024x1024.jpg)
ラブリコ
ラブリコはジャッキを回して木材を固定するので、木材を持ち上げる力を必要としません。木材にかぶせる部分が前に向かって出っ張っていない分、ディアウォールよりスマートに壁に収まります。
![ラブリコとディアウォールの見た目](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2019/06/-e1611232920221.jpg)
ラブリコとディアウォールの見た目
2x4材の研磨と塗装
2x4材を用意したら、まずはサンダがけをして木材の表面をなめらかにします。天井までの高さの2x4材は思った以上に面積が広いので、リョービの電動サンダを使いました。使用した紙やすりは#240です。
![サンダがけ](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2019/06/DSC_0001-1-e1592059121968.jpg)
#240の紙やすりでサンダがけ
用意する2X4材の数は、木の壁を作る壁の幅に合わせて調整してください。
磨いた後は塗装です。端材があれば手持ちの塗料で塗装実験をしてから塗ることをお勧めします。塗ってみたら思っていた色を違うということが時々起こるので注意です。
![塗装実験](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_0172-e1592059489273.jpg)
塗装実験
この時はワトコオイルの『ドリフトウッド』で塗装して、ブライワックスの『アンティークマホガニー』で磨いて仕上げました。
2x4材の準備ができたら。ディアウォールを付けて立てかけましょう。木材を持ち上げるときに力が要りますが、立ててしまえば予想以上に頑丈な柱が完成していると思います。
ディアウォールの柱に「壁掛け金具」でテレビを壁掛け
使用する金具は『BESTEK テレビ壁掛け金具』
手持ちのテレビに使えそうな壁掛け金具を探した結果、「BESTEK テレビ壁掛け金具 26~65インチLED液晶テレビ対応」という商品を使用することにしました。
ディアウォール一本でテレビを支えるのはリスクがあると思い、ディアウォール二本で支えます。壁掛け金具の幅に合わせてディアウォールの位置を調整します。
丈夫なネジでテレビを固定する
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テレビ壁掛け金具をしっかり固定
『BESTEK テレビ壁掛け金具』を取り寄せたのですが、商品付属のネジは柔らかいです。そこで、金具をディアウォールに固定するためにネジを新たに購入しました。リンク先のものと同じでなくとも、近くのホームセンターで同じサイズのものを購入すれば大丈夫です。
このままだとテレビの配線が丸見えで格好悪いです。杉板を貼って木の壁を作り、配線を隠すことにしました。
(番外編)ラブリコのテレビハンガー
現在はラブリコよりテレビハンガーが販売されています。
こちらはラブリコアジャスター(強力)を使って2x4材の柱を立て、テレビを壁掛けする金具なので、まさに賃貸物件にうってつけですね。
ディアウォールを増やして、杉材で木の壁を作る
杉の貫材の準備
ディアウォールを増やしてリビング一面に木の壁を作ります。壁一面に木材を貼ると重くなります、そこで軽くて安価な杉の貫材(ぬきざい)を壁板に使います。
![杉の貫板](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/05/-e1590921058332.jpg)
杉の貫板
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貫材は湿ってることが多いので、十分に乾燥させてから使いましょう。2X4材と同じくサンダがけして滑らかにしてから塗装します。今回使用した塗料はワトコオイルの「チェリー」と「ミディアムウォルナット」をブレンドしました。
ワトコオイルが乾いたら、今度はワックスの出番。使用したのはブライワックスの「アンティークマホガニー」です。木材にワックスをかけるときはスチールウールを使います。薄くのばして塗り残しがないように塗ったら、いらない布切れで磨きます。
ディアウォールの柱に杉材を打ち付ける
杉材の準備が終わったら、2X4材の柱にビスで打ちつけます。水平器を使って確認しながら打つと隙間がぴったりになります。
![杉材 木の壁](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2019/06/DSC_0084-1024x683.jpg)
水平確認担当とビス打ち担当の2人で作業すると楽です
この時、一部の杉材にマグネットシートを張り付け、2x4材にはマグネットを埋め込んで取り外しできるようにすると便利です。テレビのケーブルをつなぎ直す時など、一部の杉板を外して作業できるようになります。
リビングを好きなインテリアに
棚板を使って棚作り
木の壁を作ったので、賃貸でも釘やビスを打ち放題です。杉材は薄いので、長いビスを使って裏側の壁まで貫通しないように気を付けてアレンジしてください。
![木の壁 ディアウォール 飾り棚 壁面収納](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2019/06/DSC_0069-1024x683.jpg)
神代ニレの棚板です!お気に入りを飾ろう!
調子に乗っていろんなものを飾りたくなりますが、柱は突っ張って立っているということを忘れないようにしてください。
棚受け金具でカウンターテーブルを作る
柱と棚受け金具を使えばカウンターテーブルが作れます。ホームセンターでヤマザクラの無垢材が手に入ったので、こちらでカウンターを作成します。
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![ヤマザクラ](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_2984-e1592140284409.jpg)
ヤマザクラの無垢材
無垢材の四隅を面取りし、ヤマザクラのそのままの色味を木目を生かせるように丁寧にサンダかけをして荏油(えあぶら)で塗装して蜜蝋ワックスをかけて仕上げました。無垢材には荏油やくるみオイルがおすすめです。木材の自然な色合いが引き立ちます。
パイン集成材をテーブルより一回り小さいサイズにカットして、テーブル下の棚にしました。パイン集成材はサンダがけして、ワトコオイルの「ダークウォルナット」で塗装し蜜蝋ワックスで磨きました。
![壁面収納 棚](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_2985-e1592140594228.jpg)
テーブル下の収納
ヤマザクラもパイン集成材も棚受けで壁に取り付けますが、杉の貫材とちがって重さがあります。そこで、ディアウォールの柱に直接棚板を取り付けて設置しました。
![ヤマザクラのカウンターテーブル](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_3026-e1592140092377.jpg)
ヤマザクラのカウンターテーブル
壁掛けテレビ、カウンターテーブル、木の壁の完成
ディアウォール、ラブリコ、ウォリストなどの突っ張り金具が誕生したおかげで、賃貸でも原状復帰可能な柱を作ることができるようになりました。
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そこから壁掛けテレビ、カウンターテーブル、木の壁を作ることができました。木の壁にすると、リビングの雰囲気がガラッと変わります。テレビまわりもケーブルが隠れるのですっきりします。