ボックスシェルフDIYで実践!初めてのDIYでも失敗しない⑥ダボ継ぎを使った組み立て方

ダボ継ぎと組み立て方

こんにちは、このはです。

ボックスシェルフも、もうすぐ完成です。

設計図と木とり図の作成~木材の塗装まで進みました。

ここからは、まず木材を三枚ダボ継ぎして、それから箱の形に組み立てます。

このは
一人で直角をとりながら箱を組み立てるのって、やってみると大変!
そんな時には、この記事を読んで大事なポイントを押さえていこう!

ボンドを付けてビスで打てばいいってものじゃない!実はとっても奥が深い、DIYにおける組み立てとはを解説していきます。

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ダボ継ぎに必要な道具

ダボ穴をあけた木材を、三枚接いで幅広の材にします。

穴のあけ方は、木材のつなぎ方で紹介してます。

ダボ穴のあけ方
ダボ継ぎの仕方
ボックスシェルフDIYで実践!初めてのDIYでも失敗しない④ダボ継ぎの仕方

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ダボ継ぎに必要な道具

ダボ継ぎに必要な道具

こちらがダボ継ぎに必要な道具です。

ポイント

  • 木槌
  • ボンド
  • ダボ
  • シリコンのヘラと容器(便利グッズ)

右から紹介します。

木槌

ダボをダボ穴に差し込んで、叩き込むための道具です。

このは
ダボを叩き込めるのであれば、ゴムハンマーや金槌でOKです

ボンド

木材と木材を接着するには、木工用ボンドを使います。

私が使っているのは、木工用ボンド『速乾』です。

ボンドは接着するときに、圧力をかけないときちんとくっつきませんが、速乾タイプのボンドだと、クランプで圧をかける時間が短くてすみます。

ただし、張り合わる面積が広かったり作業が難しいときには、ボンドを塗っている間に乾き始めるので、そういう時は通常タイプのものを使い分けましょう。

上の写真の中にボンドが見当たらないよ~
ボンドは100均のドレッシング容器に詰め替えて使っているよ。細いノズルなので、ダボ穴にボンドを埋めるときに楽なんだよ
このは

シリコンのヘラと容器

写真に料理器具が混ざってる!

写真ピンクのヘラと丸底の容器は100均の調理器具です。

シリコンヘラには先端に切り込みを入れて刷毛のようにしてます。

丸底容器は分厚いホットケーキを作るときに使うシリコン型です。

こちらは、ボンドを入れる容器と塗るための刷毛として使っています。

なんで!?

シリコンの上でボンドが固まると、ツルっとめくって剥がせるからです。

どれどれ、ふむ、こ…これは!やみつきになる楽しさ
ボンドがツルっと剥がせます

ボンドがツルっと剥がせます

ダボ

これが噂のストレートかっぱえびせん

ダボ穴に埋めて木と木をつなぐときに使う木の栓です。

8mmの穴をあけているので、8mmのものを用意しました。

ダボ継ぎの仕方

それでは、ダボ継ぎで木材をくっつけてみましょう。

まず、ダボ穴にボンドを注ぎます。

ダボ穴にボンドを入れる

ダボ穴にボンドを入れる

ダボを差し込みます。

木づちなどで軽くたたいて、中の方まで差し込みましょう。

木づちで叩いてダボを差こむ

木づちで叩いてダボを差こむ

接着する面に、ボンドを塗ります。

シリコンヘラでボンドを塗る

シリコンヘラでボンドを塗る

ボンドが乾かないうちに、もう一方の木材のダボ穴にボンドを注いで2枚を合わせます。

その時に、当て木をしながら木づちで叩いて、板と板がぴったりくっつくようにします。

当て木をしながら木づちで叩いて板をくっつける

当て木をしながら木づちで叩いて板をくっつける

このは
木づちで直接継いだ板を叩かないでください。叩いた部分がへこんでしまいます。その昔、やらかしました!
実体験は身にしみるねぇ

こうすると、板同士をくっつけることができます。

ダボ継ぎできました

ダボ継ぎできました

ボックスシェルフの組み立て

ダボ継ぎすることで、三枚矧ぎ合わせた板が4つできました。

次は、これを組み合わせて箱の形にしていきます。

仮組

いきなりボンドを付けて接着、組み立てするのではなく、一度軽く組み立てて、おかしなところがないかを確認します。

これを仮組といいます。

仮組をする

仮組をする

問題なさそうなので、接着して組み立てていきます。

ボンドを付けて接着する

木口にボンドを付けて、箱の形に組み立てます。

ボンドを付けて組み立てる

ボンドを付けて組み立てる

ボンドが乾かないうちにクランプで圧をかけます。

ボンドを塗った後は、圧力をかけないとしっかりくっつきません。

四角いものをクランプするには、市販品ですとフレームクランプや

フレームクランプ

フレームクランプ

ベルトクランプがあります。

額づくりに役立つベルトクランプ

額づくりに役立つベルトクランプ

今回のボックスシェルフはそこそこ大きいので、大きいものに対応できる自作クランプを使って圧をかけることにしました。

自作クランプの作り方
自作木工クランプの完成
初心者でもかんたん!自作木工クランプの作り方

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自作うランプを使って圧をかける

自作クランプを使って圧をかける

スコヤで90度を確認しながら圧をかけていき、30分ほどそのままにするとずれることはなくなります。

はみ出た部分を切り落とす

今回は、ボックスシェルフの端がはみでるように設計しました。

ボンドで箱型に組み立てたので、はみ出た部分をノコギリで切り落とします。

こうすると、ぴったり四角の箱が作れます。

はみ出た部分を切り落とす

はみ出た部分を切り落とす

このは
切り落とした木口の部分は塗装されてないので、木口だけワトコオイルで塗りなおしておきました

ビス打ちとダボうめ

ボンドだけでも接着できますが、今回は枠だけの構造なので、ビスを打ってもっとしっかりくっつけます。

ビスを打つとビスの頭が目立つので、ダボで埋めて隠してしまいます。

ダボ埋めの仕方

ダボ埋めの仕方

まず、ビスを打つところに8mmドリルビットを使って穴をあけます。

1x4材の厚みは19mmなので、深さは5mm程にします。

ポイント

  • 下穴をあけてから8mmドリルビットで穴をあける(木材が割れるから)
  • 穴の掘りすぎには注意
ダボ埋めの穴をあける

ダボ埋めの穴をあける

電動ドリルドライバーでビスを打ちこみます。

ビスの長さの選び方は、取り付ける材の厚さに対して2~3倍のものを選びます。

今回は19mm厚の材に5mmの穴をあけて取り付けるので、長さ35mmのものを使いました。

使ったビス

使ったビス

ビスを打ちました

ビスを打ちました

写真で見ると、木材のけっこうギリギリ端の方を攻めてことが分かるね
そうだね、だからこそ下穴をあけておくことが大事なんだよ
このは

この穴の部分はダボで埋めます。

またストレートかっばえびせんの出番か!?

今回は違います。

ダボ(ストレートかっぱえびせん)は見た目が悪いので、ホームセンターで売っているΦ8mm工作材の丸棒を短く切って使います

Φ8mmの工作材を短かく切ったもの

Φ8mmの工作材を短かく切ったもの

白っぽいものと茶色っぽいものの二種類を用意して使い分けました。

ダボ穴にボンドを注いで、工作材を差し込みます。

ダボ穴にボンドを注ぐときは、100均のドレッシング容器が便利です。

ドレッシングの容器が便利

ドレッシングの容器が便利

ダボ穴にボンドをれて工作材をさす

ダボ穴にボンドを入れて工作材をさす

ボンドが乾いたら、アサリなしノコギリで切り落とします。おすすめのノコギリ刃こちら。ライフソークラフト145です。

アサリありノコギリでダボを切ると、本体をもれなく傷つけてしまうので、お勧めしません。

アサリなしノコギリで切り落とす

アサリなしノコギリで切り落とす

こうするとネジが隠れ、さらに使ったダボの色によってはワンポイントのいいアクセントになってくれます!

ネジ穴が隠れました

ネジ穴が隠れました

最後に、ブライワックスを塗って仕上げます。

ブライワックスを塗って仕上げる

ブライワックスを塗って仕上げる

ワックスはスチールウールで塗る方法もあります。

今回はウェス(いらない布)で塗りました。

塗った後は、余分なワックスをウェスでふき取りつつ、よく磨くと、つやが出てとてもいい仕上がりになります。

完成

ボックスシェルフの完成

ボックスシェルフの完成

できた~
イメージに近い仕上がりになったかな!
このは

バイカラーのボックスシェルフが完成しました。

ボンドとビスで接着しているので、しっかりした完成になっています。

長かったボックスシェルフ作成シリーズも最終回かぁ…
こ…このままで終わらせるわけにはいかないのだっ!
このは
なっ…なんだい!?
目標は高く!さらなる高みを目指すのだ!!
このは

というわけで、このシリーズはあと一回続きます。

一作目のボックスシェルフの問題点を考えて、さらに良いものを目指して奮闘は続きます。

これが、自分で作る醍醐味です!

最初から読みたい場合はこちらをどうぞ。

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設計図の書き方
ボックスシェルフDIYで実践!初めてのDIYでも失敗しない①設計図の書き方

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  • この記事を書いた人

このは

イラストと初心者向けのDIY担当。ブログをイラストで盛り上げ中。編み物を含めた裁縫全般の記事も書いてます。競技かるたもやってますので、「さくやこのはな」の歌はとてもなじみ深いです。