格子戸扉がおしゃれな和風食器棚をDIY! 

2020年9月2日

こんにちは、このはです。

今回は大物家具「食器棚」の作り方を紹介します。

圧迫感ない高さ900mmという低めの設計でも、デッドスペースを減らすことで十分な収納力があります。

食器棚の設計

食器棚を作るにあたってのこだわりポイントです。

ポイント

  • 家具の高さを低く抑えること(地震対策)
  • 扉にマグネットキャッチを付けること
  • 掃除しやすいこと
このは

地震対策は大切なことです

設計図の作成

食器棚の手書き設計図

手持ちの食器のサイズを確認しながら、手書きで設計図を描きました。

この設計図をもとに、設計ソフトcaDIY3Dで設計しなおします。

caDIY3D食器棚

食器棚は幅1200(mm) x 奥行き360 x高さ900で設計しました。

caDIY3Dで木取り図も作りました。

使用する木材は栂(つが)と杉の貫材です。

木とり図貫材
木とり図栂とベニヤ
木とり図栂と丸棒

木材の下準備

木材を乾かす

木材を乾燥させてから使う

今回メインに使用する杉の貫材ですが、湿っていることが多いのでまずは乾燥させましょう。

乾燥すると色が白っぽくなって軽くなります。

切り欠き加工

切り欠き加工する箇所

下の棚の一部分は切り欠き加工が必要なので、ノコギリで四角く切り落としておきます。

サンダがけ

サンダをかけてなめらかにする

組み立ての前に、木材にやすりをかけて表面を滑らかにします。

こうすることで塗料が染みこみやすくなり、ケガの防止にもなります。

毎度おなじみ電動サンダ+網目両目ヤスリ#80ならあっという間です。

サンダがけが終わったら、間違え防止のために木材に番号を振っておきます

このは

私はマスキングテープに番号を書いて貼っています

組み立て(本体)

本体の組み立て

食器棚の組み立ては下の棚の部分から組み立てました。

ボンドとビスで固定していきます。

杉材は割れやすいので下穴をあけてからビスを打ちます。

ビスが打てない部分はボンドで接着しました。ボンドは圧力をかけないとしっかりくっつかないので、クランプを使って圧力をかけます。

大きいものをクランプするときには、自作クランプを作っておくと便利です。

はみ出たボンドはぬれタオルでしっかりふき取りましょう。ボンドを残したまま塗装すると、ボンドがはみ出た部分は色むらになってしまいます。

ダボ埋めをしているところ

ビスを打った部分はダボ埋めという方法で隠しました。

ダボ埋めの仕方

ダボを切るときは、ゼットソーのライフソークラフトがおすすめです。ノコギリをしならせながら切ります。

ダボを切り落とした後は軽くやすりがけしてならしておきましょう。

ダボ埋めした部分

けが防止のために、食器棚の角を鋸ヤスリで丸くしておきました。

裏にベニヤを打ち付けて、本体の組み立ては終了です。

棚板の組み立て

棚の作り方

棚板の作り方をcaDIY3Dで紹介します。

杉板三枚を並べたら、角材を打ち付けて棚板を作ります。

このは

現物合わせで調整して、やすりや鉋で削って調整しましょう

扉の作成

扉には反りが少なくてまっすぐな『栂(つが)』を使い、ダボ継ぎとボンドで枠を接着することにしました。

このは

金具を使うという方法もあります

このブログを読んで実践してゆくと、組み木で扉を作れるようになれます

さくや

扉は中の食器がちらっと見えるように、Φ6mm丸棒で格子戸のようにします。

このとき丸棒を挿す穴を垂直に開けるために、ドリルガイドを使いました。

ドリルガイドを使うと、決まった深さの穴を垂直に木材の真ん中にあけることができます。

仕上げに鉋で面取りして角を丸くしました。

パーツがそろったらダボ継ぎで組み立てて扉の完成です。

塗装と仕上げ

塗装

ひっくり返して裏側の塗りにくい所から塗っていきます。

毎度おなじみワトコオイルのドリフトウッドとブライワックスのアンティークマホガニーをで塗装しました。

床の保護のため、新聞紙とレジャーシートを敷いて作業しました。

扉の取り付け

塗料が乾いたら扉に取っ手を付け、食器棚本体に蝶番で取り付けます。

このは

扉が勝手に開かないよう『マグネットキャッチ』を付けました

完成

和風な、落ち着いた食器棚ができました。

高さは低めですが、デットスペースを減らすことで収納力をアップさせています。

作り方としては難しいことをしていないので、ぜひ自分にとって必要なサイズの食器棚を作成してみてください。

このは

今度は組み木で作ってみたいです

  • この記事を書いた人

このは

イラストと初心者向けのDIY担当。ブログをイラストで盛り上げ中。編み物を含めた裁縫全般の記事も書いてます。競技かるたもやってますので、「さくやこのはな」の歌はとてもなじみ深いです。