さくや(@sakuyakonoha77)です。
子供をお持ちの皆さんなら、子供用のベッドで悩んだことがあると思います。
子供がいるけど部屋数は限られているし、部屋だってそんなに広いわけじゃない。
できれば二段ベッドや三段ベッドで空間を有効活用したいけど、買うと高い。
じゃぁDIYで作れるかと言うと、経験もないのでできる気がしない・・
これ、全部私が実際に悩んだことだったよ
この記事では、実際にそんな悩みを抱えた私が子供用の三段ベッドを作るために考えたこと、設計図の作り方、ベッドの組み立て方などをすべて紹介します。
二段ベッドや大人用のベッドでも応用できる内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
2段・3段ベッドを作って、空間を有効活用!
私には3人の子供がいます。三段ベットを作った当時は、娘たちは8歳と5歳、そして息子は3歳でした。
その子供たちが大きくなってきたとき、これから先のことについて急に不安になってきました。
この狭い部屋で、子供三人が生活できるのか?
私はごく普通の賃貸住宅暮らしで部屋数も少ないので、子供に与えられる部屋は1つでも精一杯です。しかしいずれ子供が大きくなったときに、寝る場所や勉強机を置く場所がないのはあまりにかわいそうです。
そう思いつつ部屋を見まわしていた時、ふと思いつきました。
そうだ、子供用の3段ベッドがあればいいんだ!
3段ベッドがあれば、子供が寝る場所とプライベートスペースが確保できます。天井近くの空間が有効活用できるというのがとても良い。
しかしここで新たな悩みが。子供用の3段ベッドはあまり販売されていないし、買うと高い。買うと高いけれども、是非とも欲しい。
・・・よし、それなら『DIY』で作ってみるか!
と思い立ったのが、私のDIYの始まりでした。
設計にはDIY用専用のアプリを使用
思い立ったはいいけれども、ベッドはどういう形で作ればいいのか、試行錯誤するだけでも大変そうでした。
紙にイメージ図や設計図を書いてはみましたが、そもそも複雑すぎて表現しきれません。3段ベッドになると部品数は100を超えますが、これを手書きで書くのは現実的とは思えません。
そこで、私はDIY専用の設計アプリを使うことにしました。
それが『caDIY3D』です。
これはDIYの設計に特化した設計ソフトで、小学生でも操作できるほどシンプルで、かつホームセンターで販売されている材料にフィットしているという優れモノでした。
このアプリで作成した設計図はこんなイメージになります。
上の図では平面に見えていますが、実際は3Dで設計しているのでぐるぐる回したり、拡大縮小して見たりすることができます。
このアプリのおかげでベッドの設計という複雑な作業もとても簡単でした。caDIY3dについてはこちらの記事でさらに詳しく紹介しているので、設計でお困りの方はぜひ読んでみてください。
設計時の注意点
ベッドを作るにあたって、何よりも気になるのは安全性です。
万一にも、自分が作った家具で子供に怪我をさせるわけにはいきません。
子供用ベッドを作る上で一番悩んだのはここだよ
小さい子がベッドから落ちたらって・・考えるだけでもこわいもんね
でも、二段ベッド、三段ベッドは実際に市販されているはずだから、安全を確保する方法が絶対にあるはずだと思った
その方法は見つかったの?
うん、できる限りのことはした!
ベッドを設計する際に、安全性を高める方法はいくつかあります。
- 試作品を作って検証してみる
- JIS規格を参考にする
- 市販の家具を参考にする
- 荷重に耐え、歪みを防ぐように設計を工夫する
これらの考え方と設計方法については、こちらの記事で詳しく紹介しましたので読んでみてください。
組み立ての手順と塗装
設計が決まったら、材料を調達して組み立てを行います。
材料調達で大変なのは木取り図の作成ですが、caDIY3Dを使えば木取り図作成も簡単になります。caDIY3Dでプリントアウトした木取り図をもってホームセンターに行って、そのまま切ってもらえばOK。
というわけで、今回はノコギリすら使わなかった
なんか拍子抜けね
初心者なんだから、それが一番いいんだよ
組み立てについては、こちらの記事で詳しく紹介していますので読んでみてください。
ベッド下にケースを入れて、子供服を収納!
今回作成したベッドは、あえてベッド下の空間を空けています。これはベッド下に収納を作って子供服などを収納するためです。
しかし自作したベッドでは市販のケースはサイズが合いません。そこで、ベッド下にぴったりの収納ケースを自作しました。自作した収納ケースの容量はなんと500リットル!
これだけあれば、季節の服から子供のおもちゃまで収納し放題です。
ベッド下収納ケースの作り方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
《番外編》子供用学習机と本棚の作り方
子供用ベッドを作ったのは、そもそも子供用の机を置きたいという思いもあったからでした。ベッドを作ったので、いよいよ子供机の作成にも着手できます。
子供3人で一部屋を共有するとき、ベッドと子供机3台と子供用本棚を並べることは物理的に無理です。そんなに都合のいい家具は売ってません。
しかし市販品では無理なことも、DIYなら実現することができます。
子供用の机と本棚、ランドセル置き場、目隠し収納、そして額縁などを飾れる木の壁を、まとめて3人分作ってしまいます!
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
初心者にとってベッドをDIYで作成するというのは、とても高いハードルだと思います。実際、私もそう思っていました。
それでも、作ってみたいという気持ちと、それを実現する手段さえあればベッドのDIYは可能です。
私が作成した3段ベッドは使い始めて5年ほどが経ちましたが、いまだにがたつくこともなく、子供が大きくなってもしっかりと支えてくれています。
ただし、紙に手書きで設計図を描くというのは非現実的です。部品数が多く計算ミスも起こりやすいので、やはり適切なアプリを使うことをお勧めします。
私が使用しているcaDIY3Dは、DIY初心者にとって何より強い味方になります。有料のアプリなのでどうしても初期コストはかかってしまいますが、これからDIYを続けたいと思っているのであれば絶対に損はしないと思います。
詳しい使い方はこちらの記事で紹介していますので、ぜひ合わせて読んでみてください。