こんにちは、このはです。
今回はすっきりした玄関を目指して、縦の空間を有効活用します。
ラブリコという商品で柱を作り、原状復帰可能な壁面収納をDIYしました。
同じく柱を作ることができる商品である『ディアウォール』との違いも紹介します
木の壁を作る場所
この空間を改造します!
ここに2x4で柱を作り、杉板で木の壁を作って飾り棚をとり付けます。
この方法は以前紹介した木の壁を作る方法と同じです。
ラブリコの紹介
今回はラブリコを使って柱を立てます!
その前に、ディアウォールとラブリコの違いについて知っておきましょう。
ディアウォールとラブリコの違い
ディアウォールとラブリコとでは用意する2x4の長さが違います。
ここで一つ注意するポイントがあります
2x4材の立て方も違います。
ラブリコは2x4を持ち上げる動作がないので、力をかけずに柱を立てることができます
ラブリコを使って柱を設置する
計測
まずは空間の計測をします。横1315mm x 縦858mmでした。
caDIYを使った設計
初心者にも使いやすい設計ソフト、caDIY3Dで全体の設計しました。
ラブリコの支柱に杉の貫材をビスで打ち付けていく方法です。
設計ができたら、木とり図を作成します。
caDIY3Dを使うと、木とり図をボタン一つで作れます。
あらかじめ木材の値段を登録しておくと、おおよその材料費を計算してくれるのもうれしいところ。
材料の用意
木材は全てホームセンターでカットしてもらいました。
もちろん、『ラブリコ』も購入しました。
サンダがけと塗装
まずは材の下準備、サンダがけをします。
毎度おなじみ、リョービの電動サンダにアミ目両面やすり#80を付けてサンダがけします。
サンダがけが終わったら塗装します。荏油(えあぶら)を使いました。
杉、ウォルナット、レッドシダー、神代杉などの茶色っぽい木材に荏油を使うと発色が良いです。
ラブリコ開封の儀式
ラブリコの箱を開けて、さっそく使ってみましょう。
箱の中には、2x4の上に取り付けるパーツと下に取り付けるパーツ、そして説明書が入ってました。
とにかく、スリムです。
ディアウォールと比べてみました。
ラブリコは壁にぴったりくっつけることができます。
それではラブリコを使って柱を立てましょう。
説明書のとおりに、ラブリコを2x4にかぶせたら壁に立てかけます。
そうしたら2x4が動かなくなるまで上のジャッキ部分を回します。
反対側にも柱を立てます。次はこの柱に杉の貫材を打ち付けていきます。
杉の貫材で木の壁を作る
杉の貫材をビスで柱に打ち付けます。
ラブリコはスリムなので、ラブリコを隠すように木材を打ち付けることができます。
すっきりした木の壁ができました!
飾り棚の作り方
飾り棚の設計
和風な飾り棚を作ります。
『杉でつくる家具』(グループ モノ・モノ:編)を参考に、サイズを変更して設計しました。
こちらも設計はcaDIY3Dを使いました。
栂(つが)の角材に、切り欠き加工した杉の貫材をはめ込んで棚を作ります。
飾り棚の切り欠き加工
まず、栂の角材の両端をナナメに切り取りました。
次に、杉の貫材に切り欠き加工します。
切り欠きの方法は過去の記事で紹介していまので、よろしければご覧ください。
切り欠きする部分に、鑿(のみ)の幅に合わせて同じ深さの切り込みを数本入れます。
ノコギリストッパーをつけたノコギリで作業をすると、楽です。
鑿で切り欠きます。
杉は柔らかいので、簡単に切り欠き加工できます。
栂がはまるかどうかを確認して仮組します。
うまくはまらない部分があれば、鑿ややすりで削って調整します。
飾り棚の塗装
飾り棚の塗装はワトコオイルを使いました。
色は、栂材はエボニー、杉材はダークウォルナットの色を使いました。
マグネットの埋め込み
一番下の棚の裏側に磁石を埋め込むんで、キーホルダーなどを宙に浮かせて収納でるようにします。
ドリルで6mmの丸穴をあけ、100均の6mm磁石を丸穴に埋め込みます。
ボンドでは磁石はくっつかないので、エポキシ樹脂でくっつけます。
磁石を埋め込んだ場所が分かるように、磁石の奥には塗装した丸棒をボンドで付けました。
飾り棚の組み立て
切り欠き部分に栂材をはめ込み、裏からビスで固定します。
飾り棚の完成です。
完成
壁一面に杉の貫材をはり、飾り棚をビスでとりつけました。
壁にぴったり柱を作れることから、ラブリコ本体を隠しつつ木の壁を作ることができます。
こちらも、ぜひ挑戦してみてください。