ラブリコで玄関DIY!賃貸物件に飾り棚を作って壁面収納

2021年6月2日

こんにちは、このはです。

今回はすっきりした玄関を目指して、縦の空間を有効活用します。

ラブリコという商品で柱を作り、原状復帰可能な壁面収納をDIYしました。

このは

同じく柱を作ることができる商品である『ディアウォール』との違いも紹介します

木の壁を作る場所

靴箱上の空間
靴箱上の空間

この空間を改造します!

ここに2x4で柱を作り、杉板で木の壁を作って飾り棚をとり付けます。

この方法は以前紹介した木の壁を作る方法と同じです。

ラブリコの紹介

今回はラブリコを使って柱を立てます!

その前に、ディアウォールとラブリコの違いについて知っておきましょう。

ディアウォールとラブリコの違い

ディアウォール
ディアウォール
ラブリコ
ラブリコ

ディアウォールとラブリコとでは用意する2x4の長さが違います。

ポイント

  • ディアウォールは『必要とする高さー40mm』
  • ラブリコは『必要とする高さー95mm』

ここで一つ注意するポイントがあります

注意

ディアウォール公式では用意する2x4の長さは『必要とする長さー45mm』となってますが、ー45mmよりー40mmで木材をカットした方ががたつきが少ない仕上がりになりました。

2x4材の立て方も違います。

ポイント

  • ラブリコは2x4を立てかけてからジャッキで突っ張って固定する
  • ディアウォールは2x4を押し上げながら立てかけて、ばねの力で固定する
このは

ラブリコは2x4を持ち上げる動作がないので、力をかけずに柱を立てることができます

ラブリコを使って柱を設置する

計測

玄関の計測
玄関の計測

まずは空間の計測をします。横1315mm x 縦858mmでした。

caDIYを使った設計

caDIY3Dでの完成図
caDIY3Dでの完成図

初心者にも使いやすい設計ソフト、caDIY3Dで全体の設計しました。

ラブリコの支柱に杉の貫材をビスで打ち付けていく方法です。

設計ができたら、木とり図を作成します。

玄関壁の木とり図
玄関壁の木とり図

caDIY3Dを使うと、木とり図をボタン一つで作れます。

あらかじめ木材の値段を登録しておくと、おおよその材料費を計算してくれるのもうれしいところ。

ポイント

ラブリコに取り付ける2x4材の長さは、天井までの高さ-95mmですので、

858-95=763mm

で用意しました。

材料の用意

材料
木材のカットはホームセンターにお願いしました。

木材は全てホームセンターでカットしてもらいました。

もちろん、『ラブリコ』も購入しました。

サンダがけと塗装

アミ目両面やすり#80でサンダがけ
アミ目両面やすり#80でサンダがけ

まずは材の下準備、サンダがけをします。

毎度おなじみ、リョービの電動サンダアミ目両面やすり#80を付けてサンダがけします。

サンダがけが終わったら塗装します。荏油(えあぶら)を使いました。

杉、ウォルナット、レッドシダー、神代杉などの茶色っぽい木材に荏油を使うと発色が良いです。

荏油(えあぶら)で塗装
荏油(えあぶら)で塗装

ラブリコ開封の儀式

ラブリコ
ラブリコ

ラブリコの箱を開けて、さっそく使ってみましょう。

箱の中には、2x4の上に取り付けるパーツと下に取り付けるパーツ、そして説明書が入ってました。

とにかく、スリムです。

ディアウォールと比べてみました。

裏側
裏側

ラブリコは壁にぴったりくっつけることができます。

壁にぴったり
ラブリコは壁にぴったり
手前に出っ張らない
部品が前にでっぱらない

それではラブリコを使って柱を立てましょう。

説明書のとおりに、ラブリコを2x4にかぶせたら壁に立てかけます。

そうしたら2x4が動かなくなるまで上のジャッキ部分を回します。

ラブリコの設置
ラブリコの設置
両側に柱を立てる
両側に柱を立てる

反対側にも柱を立てます。次はこの柱に杉の貫材を打ち付けていきます。

杉の貫材で木の壁を作る

貫材をビスで打ち付ける
杉の貫材をビスで打ち付ける

杉の貫材をビスで柱に打ち付けます。

ラブリコはスリムなので、ラブリコを隠すように木材を打ち付けることができます。

全面木の壁
ラブリコを隠すことができる

すっきりした木の壁ができました!

飾り棚の作り方

飾り棚の設計

玄関 棚
飾り棚の設計

和風な飾り棚を作ります。

『杉でつくる家具』(グループ モノ・モノ:編)を参考に、サイズを変更して設計しました。

こちらも設計はcaDIY3Dを使いました。

収納棚の木とり図
飾り棚の木とり図

栂(つが)の角材に、切り欠き加工した杉の貫材をはめ込んで棚を作ります。

飾り棚の切り欠き加工

角材の角をナナメに切る
角材の角をナナメに切る

まず、栂の角材の両端をナナメに切り取りました。

次に、杉の貫材に切り欠き加工します。

切り欠きの方法は過去の記事で紹介していまので、よろしければご覧ください。

切り欠きする部分に、鑿(のみ)の幅に合わせて同じ深さの切り込みを数本入れます。

ノコギリストッパーをつけたノコギリで作業をすると、楽です。

現物合わせでノコギリストッパーを付ける
現物合わせでノコギリストッパーを付ける
同じ深さの切り込みを入れる
同じ深さの切り込みを入れる

鑿で切り欠きます。

鑿と玄翁(げんのう)
鑿と玄翁(げんのう)
鑿で削る
鑿で削る

杉は柔らかいので、簡単に切り欠き加工できます。

栂がはまるかどうかを確認して仮組します。

角材がぴったりはまる
栂の角材がぴったりはまる
収納棚の仮組み
飾り棚の仮組み

うまくはまらない部分があれば、鑿ややすりで削って調整します。

飾り棚の塗装

ワトコオイル2色で塗装
栂はエボニー、杉材はダークウォルナットで塗装しました。

飾り棚の塗装はワトコオイルを使いました。

色は、栂材はエボニー、杉材はダークウォルナットの色を使いました。

塗装後
塗装後

マグネットの埋め込み

エポキシ樹脂でマグネットをつける
エポキシ樹脂でマグネットをつける

一番下の棚の裏側に磁石を埋め込むんで、キーホルダーなどを宙に浮かせて収納でるようにします。

ドリルで6mmの丸穴をあけ、100均の6mm磁石を丸穴に埋め込みます。

ボンドでは磁石はくっつかないので、エポキシ樹脂でくっつけます。

磁石が付きました
磁石と丸棒を付けました

磁石を埋め込んだ場所が分かるように、磁石の奥には塗装した丸棒をボンドで付けました。

飾り棚の組み立て

裏からビスで固定
裏からビスで固定

切り欠き部分に栂材をはめ込み、裏からビスで固定します。

組み立て
完成

飾り棚の完成です。

完成

玄関DIYの完成
玄関DIYの完成

壁一面に杉の貫材をはり、飾り棚をビスでとりつけました。

壁にぴったり柱を作れることから、ラブリコ本体を隠しつつ木の壁を作ることができます。

こちらも、ぜひ挑戦してみてください。

  • この記事を書いた人

このは

イラストと初心者向けのDIY担当。ブログをイラストで盛り上げ中。編み物を含めた裁縫全般の記事も書いてます。競技かるたもやってますので、「さくやこのはな」の歌はとてもなじみ深いです。