こんにちは、このはです。
今回はすっきりした玄関を目指して、縦の空間を有効活用します。
ラブリコという商品で柱を作り、原状復帰可能な壁面収納をDIYしました。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2023/10/1fc1c465d7b9de34bae5b9c0053c88a0.png)
同じく柱を作ることができる商品である『ディアウォール』との違いも紹介します
木の壁を作る場所
![靴箱上の空間](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/10/靴箱上の空間.jpg)
この空間を改造します!
ここに2x4で柱を作り、杉板で木の壁を作って飾り棚をとり付けます。
この方法は以前紹介した木の壁を作る方法と同じです。
ラブリコの紹介
今回はラブリコを使って柱を立てます!
その前に、ディアウォールとラブリコの違いについて知っておきましょう。
ディアウォールとラブリコの違い
![ディアウォール](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/ディアウォール-1024x1024.jpg)
![ラブリコ](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/ラブリコ1-1-1024x1024.jpg)
ディアウォールとラブリコとでは用意する2x4の長さが違います。
ここで一つ注意するポイントがあります
2x4材の立て方も違います。
![](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2023/10/1fc1c465d7b9de34bae5b9c0053c88a0.png)
ラブリコは2x4を持ち上げる動作がないので、力をかけずに柱を立てることができます
ラブリコを使って柱を設置する
計測
![玄関の計測](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/10/玄関の計測.jpg)
まずは空間の計測をします。横1315mm x 縦858mmでした。
caDIYを使った設計
![caDIY3Dでの完成図](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/玄関壁.jpg)
初心者にも使いやすい設計ソフト、caDIY3Dで全体の設計しました。
ラブリコの支柱に杉の貫材をビスで打ち付けていく方法です。
設計ができたら、木とり図を作成します。
![玄関壁の木とり図](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/-e1615294000123.png)
caDIY3Dを使うと、木とり図をボタン一つで作れます。
あらかじめ木材の値段を登録しておくと、おおよその材料費を計算してくれるのもうれしいところ。
材料の用意
![材料](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/-e1600173056843.jpg)
木材は全てホームセンターでカットしてもらいました。
もちろん、『ラブリコ』も購入しました。
サンダがけと塗装
![アミ目両面やすり#80でサンダがけ](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/サンダがけ.jpg)
まずは材の下準備、サンダがけをします。
毎度おなじみ、リョービの電動サンダにアミ目両面やすり#80を付けてサンダがけします。
サンダがけが終わったら塗装します。荏油(えあぶら)を使いました。
杉、ウォルナット、レッドシダー、神代杉などの茶色っぽい木材に荏油を使うと発色が良いです。
![荏油(えあぶら)で塗装](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/荏油(えあぶら)で塗装.jpg)
ラブリコ開封の儀式
![ラブリコ](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/ラブリコ.jpg)
ラブリコの箱を開けて、さっそく使ってみましょう。
箱の中には、2x4の上に取り付けるパーツと下に取り付けるパーツ、そして説明書が入ってました。
とにかく、スリムです。
ディアウォールと比べてみました。
![裏側](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/裏側.jpg)
ラブリコは壁にぴったりくっつけることができます。
![壁にぴったり](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/-e1615377086504.jpg)
![手前に出っ張らない](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/-e1615377124679.jpg)
それではラブリコを使って柱を立てましょう。
説明書のとおりに、ラブリコを2x4にかぶせたら壁に立てかけます。
そうしたら2x4が動かなくなるまで上のジャッキ部分を回します。
![ラブリコの設置](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/ラブリコの設置.jpg)
![両側に柱を立てる](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/両側に柱を立てる.jpg)
反対側にも柱を立てます。次はこの柱に杉の貫材を打ち付けていきます。
杉の貫材で木の壁を作る
![貫材をビスで打ち付ける](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/貫材をビスで打ち付ける.jpg)
杉の貫材をビスで柱に打ち付けます。
ラブリコはスリムなので、ラブリコを隠すように木材を打ち付けることができます。
![全面木の壁](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/前面木の壁.jpg)
すっきりした木の壁ができました!
飾り棚の作り方
飾り棚の設計
![玄関 棚](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/玄関 棚.png)
和風な飾り棚を作ります。
『杉でつくる家具』(グループ モノ・モノ:編)を参考に、サイズを変更して設計しました。
こちらも設計はcaDIY3Dを使いました。
![収納棚の木とり図](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/-木とり図-e1615377770149.png)
栂(つが)の角材に、切り欠き加工した杉の貫材をはめ込んで棚を作ります。
飾り棚の切り欠き加工
![角材の角をナナメに切る](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/-e1601118420114.jpg)
まず、栂の角材の両端をナナメに切り取りました。
次に、杉の貫材に切り欠き加工します。
切り欠きの方法は過去の記事で紹介していまので、よろしければご覧ください。
切り欠きする部分に、鑿(のみ)の幅に合わせて同じ深さの切り込みを数本入れます。
ノコギリストッパーをつけたノコギリで作業をすると、楽です。
![現物合わせでノコギリストッパーを付ける](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/-e1601119323914.jpg)
![同じ深さの切り込みを入れる](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/-e1601119466357.jpg)
鑿で切り欠きます。
![鑿と玄翁(げんのう)](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/-e1601119747318.jpg)
![鑿で削る](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/-e1601119779177.jpg)
杉は柔らかいので、簡単に切り欠き加工できます。
栂がはまるかどうかを確認して仮組します。
![角材がぴったりはまる](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/09/角材がぴったりはまる.jpg)
![収納棚の仮組み](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/10/-e1601903866740.jpg)
うまくはまらない部分があれば、鑿ややすりで削って調整します。
飾り棚の塗装
![ワトコオイル2色で塗装](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/10/ワトコオイル2色で塗装.jpg)
飾り棚の塗装はワトコオイルを使いました。
色は、栂材はエボニー、杉材はダークウォルナットの色を使いました。
![塗装後](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/10/塗装後.jpg)
マグネットの埋め込み
![エポキシ樹脂でマグネットをつける](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/10/-e1601904800289.jpg)
一番下の棚の裏側に磁石を埋め込むんで、キーホルダーなどを宙に浮かせて収納でるようにします。
ドリルで6mmの丸穴をあけ、100均の6mm磁石を丸穴に埋め込みます。
ボンドでは磁石はくっつかないので、エポキシ樹脂でくっつけます。
![磁石が付きました](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/10/磁石が付きました.jpg)
磁石を埋め込んだ場所が分かるように、磁石の奥には塗装した丸棒をボンドで付けました。
飾り棚の組み立て
![裏からビスで固定](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/10/裏からビスで固定.jpg)
切り欠き部分に栂材をはめ込み、裏からビスで固定します。
![組み立て](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2020/10/組み立て.jpg)
飾り棚の完成です。
完成
![玄関DIYの完成](https://sakuyakonoha.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG_3090.jpg)
壁一面に杉の貫材をはり、飾り棚をビスでとりつけました。
壁にぴったり柱を作れることから、ラブリコ本体を隠しつつ木の壁を作ることができます。
こちらも、ぜひ挑戦してみてください。