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ランタンケースをDIYで自作しよう! ~キャンプ用ランタンを壊さないために

更新日:

完成!

さくやです。

夏ですね!
夏と言えばキャンプ、キャンプと言えば焚火とランタン

ランタンは、アウトドアで大活躍する道具ですが、実は繊細で壊れやすいもの。
そんなランタンを壊さないために、ぜひランタン専用のケースが欲しいところです。

近頃はランタンケースの種類も増えて手に入りやすくなってきましたが、
それでも、市販品を買うと非常に高価です。
こだわりのランタンをお持ちの方は、手持ちのランタンに合うケースが無くて困っているのではないでしょうか。

そんなときは、自分でケースを作ってしまいましょう!
ある程度DIYに慣れた方向けの内容にはなりますが、使っている材料と技術は初歩的なものばかりです。

この記事では、私がランタンケースを作成した際の設計図を紹介しつつ、
ランタンケースの作り方を説明します。

ぜひお気に入りのランタンのための特製ケースを作ってあげてください!

ふもとっぱらにて

ふもとっぱらにて

私が使っているランタンの紹介

私がキャンプで使うランタンは二つです。

  • PETROMAX(ペトロマックス) ランタン HK500
  • FEUERHAND(フュアーハンド) ランタン

どちらも燃料は灯油(ケロシン)。
灯油は全国のガソリンスタンドで1リットル80円程度で買えますので、
燃料費を気にせずにどんどん使えるのがうれしいところです。

さくや
でも今はガスか白ガスが主流で、灯油ランタン使いはあまりいなくて寂しい・・

メインランタンとして使っているのはペトロマックスHK500。

これを買う前は小さなガスランタンや焚火で明かりを採っていたのですが、
ペトロマックスが来たことでキャンプライフが大きく変わりました。

テーブルに置くとまばゆいくらいに輝きます

テントサイトの雰囲気を大きく変えるメインランタン

日没後でも料理ができるようになったり、
落ち着いてコーヒーが飲めるようになったり。

ランタンがあると、夜が来るのが楽しみになりますね。
キャンプをされる方で、もしランタンを使ったことがないのであれば是非検討してみてください。

さくや
余談だけど、私はバーベキューはもちろん焚火でやるんだけど、それ以外の料理は灯油でやるよ。ドラゴンフライというシングルバーナーを使う。つまりキャンプで使う燃料は灯油(とプレヒート用のエタノール)のみ。燃料費がかからないのがとても助かる

ランタンがあると、ケースが必要になってくる

さて、ペトロマックスに限らず、メインランタンとして扱われるランタンはどれも大きいものばかりです。
ガラス部品もあり、突起物も多く、車の荷台に収めるのはなかなか骨が折れます。
ランタンを使うために細々とした道具が必要になるのも苦労する点です。

ちょっとした衝撃でガラスのほやが割れることは珍しくありません。
キャンプ場に着いたらランタンが割れていた・・なんてことになるとせっかくのキャンプも台無しになりますので、
ランタンはしっかりしたケースに収納して運搬したいものです。

ペトロマックスを例にとると、一応、ケースは市販されています。

作るのが面倒というかたは、市販のケースを購入してもいいと思います。
ソフトケースの方はある程度フリーサイズだし、ほかのメーカーからも販売されているので、ご自身のランタンに合うものが見つかると思います。

でもここから先は、既製品に満足できない方々のために書きます。
自分の道具に愛着を持つ方のための、こだわりの世界です。

買えば簡単なのはわかってる。
それでも自分の大好きなランタンのために、自分でケースを作ってあげたい
そう思う方は、ぜひここから先を読んでみてください。

ランタンケースの設計

それでは早速、ランタンケースの設計を考えていきます。ランタンケースの構造については、Amazonの写真を参考にしました。

見たところ、ランタンがすっぽり入るサイズの木箱と上部の引き出しで構成されているようです。前から内部が見えるのは、アクリル板でスライド式の扉にしているのでしょう。

スライド式の扉を真似したい気持ちもありましたが、よくよく考えると中が見えるメリットがあまりないことから、今回の要件には入れませんでした。

さくや
うちの場合はケースのままランタンを飾ることがあまりないから。飾るときはケースから出す。

上部の引き出しは、レールなどは特に作らず、木箱をそのまま差し込む構造にします。

移動中にランタンがガタガタ動くと壊れるかもしれないので、きっちり固定したいところです。
そのために、ランタン底面はぴったりサイズの円形の木枠にはめ込んで固定し、ランタン上部は収納後に固定するための部品を用意することにしました。

設計図は下のようになりました。
(この当時、caDIY3Dは使っていなかったので手書きです)

設計図

設計図

寸法は私のペトロマックスにぴったり合うようにしていますので、作成される際は、ご自身のランタンに合わせて再設計してあげてください。

また、上記設計図では記載していませんが、あまった端材で道具を収納するための工夫も行っています。
(詳しいことはのちの写真で紹介します)

DIYで使う材料と道具

材料は、ホームセンターで手に入る桐集成材を使うことにしました。
薄くて軽くて、加工がしやすいというのが桐を選んだ理由です。

実はこれを作った当時、私は『曲線切り』をやったことがありませんでした。
そのため、ランタン底面とランタン上部を押さえる円形のくりぬきをどう実現するかで悩みました。

調べてみたところ、こういう曲線切りには糸鋸や引き廻し鋸を使うらしいので、今回は初体験ということで引き廻し鋸で曲線切りにチャレンジしました。

糸鋸がある方は、糸鋸でも問題ないと思います。

なお、桐の集成材を引き廻し鋸で丸く切るのですが、特に端の部分、木の幅が細くなる部分は非常に折れやすいので注意が必要です。

また、引き出しの取っ手部分にも小さな穴をあけていますが、こちらはドリルでガシガシ穴をあけて、ノミで周囲を整える方法で行いました。

上記の設計図には記載していませんが、木材のほかに、以下の材料が必要になります。

  • 扉を本体に取り付けるための丁番
  • 扉を閉めるための金具
  • ケースの底に着けるゴム部品
  • ビス
  • 塗料

塗料は何でもOKです。
アウトドアにもっていくのであれば、ある程度耐水性や耐摩耗性のある塗料がいいとは思います。
私は今回は実験を兼ねて、ワトコオイルカシューを混ぜて使ってみました。

さくや
混ぜたらどうなるんだろうというただの好奇心w カシューは耐水性・耐摩耗性があるからいいかなと思ってね

製作過程

製作過程を詳しく紹介したいところですが、この当時はあまり写真を撮っていませんでした。
ポイントを補足しながらご紹介します。

全体を組み上げたところ

ほぼ組みあがった状態

ほぼ組みあがった状態

最初の写真でほぼ完成していますが(笑
組み立てはそれほど難しくありません。

設計図通りにボンドとビスで組み上げました。

実は今回製作するにあたって、すべての部品をビスで接合する必要はありません。
写真手前で写っている引き出しは、ビスを使わずにボンドだけで接合していますが強度は十分です。

本体ケース外周の大きな部品だけは、それなりに力が加わるのでしっかりビスを打ちましょう。

端材で道具収納コーナーを作成

回し引き鋸で木材を丸くりぬきましたが、その時に出た端材で、ポンプ&スポイト収納コーナーを作りました。

道具収納コーナー

ポンプ&スポイト収納コーナー

左奥にあるのは自転車用の携帯空気入れ。
灯油ランタンでポンピングを行うための道具です。

右奥にあるのはスポイト。
プレヒートの際にエタノールを注ぐための道具です。

さくや
今までは個別にもっていっていたんだけど、どこにしまったかわからなくなることもあって苦労していたんだ。この収納コーナーのおかげで道具をなくすことがなくなって、すごく楽になった

そして丸くくりぬいた底面は、ペトロマックスの底面よりわずかに小さめにくりぬいてあり、ぎゅっと押し込むことで固定できるようにしています。

一番奥が切り欠きしてあるのは、ペトロマックスの持ち手を収納できるようにするためです。
(切り欠きがないと、持ち手が箱の中に入ってくれない)

引き出し

引き出しは、ぴったり納まるサイズになるようにつくっています。

引き出し

引き出し

ガタガタ言わないようぴったりサイズで作ったのですが、あとで塗料(とくにカシュー)を塗ったときに滑りが悪くなって後悔しました。

厚みのある塗料を使うときは、少し緩めにした方がスムーズに動きそうですね。

なお、本体の上に見える8つの斑点はビスを打った箇所です。
ビスが見えるとかっこ悪いので、ダボ埋めしています。

ランタン上部を固定する仕組み

ランタンは箱の底面でがっちり固定するので、上部を押さえなくてもガタつくことはありません。
それでも急激な衝撃があれば中でガタついたり倒れたりするかもしれませんので、
念のため上部が動かないように部品を作りました。

ランタン上部を固定する部品

ランタン上部を固定する部品

見ての通り、前半分の部品は取り外せるようになっています。
(奥の部品はボンドで固定しています)

ランタンを収めてからこの部品をはめ込み、本体前面の扉を閉めることで、ランタン上部がガタつかないようになります。

ケース底面

このケースはアウトドアで使うことを想定しています。
ケースを地面に直に置くのがなんとなく嫌なので、底面にはゴムの脚を取り付けました。

ゴムの脚

ゴムの脚

扉と金具

扉は丁番で取り付け、勝手に開かないように金具で留めました。

扉と金具

扉と金具

左に丁番二つ、右に扉を止めるための金具を付けています。

実は、丁番と留め金具を使ったのはこれが初めてでした。
何を使えばよいかわからずホームセンターで適当に買ってきたのですが、これについては課題の残る結果になってしまいました。

丁番を小さな木ネジで固定していますが、桐材、特に柾目面(扉の外側にある細い断面)には木ネジが効きにくいのです。
小さな木ネジだと、打ち込んでもちょっとしたことでスポッと抜けてしまいます。

実用上問題になるほどではないのですが、今回作成したケースの最大の弱点になってしまいました。

これを改善するのはなかなか難しいです。
もともと薄い桐材を使っているので、太いビスや長いビスを使うことは難しい。
今回の設計ではいかんともしがたいので、設計に失敗したというべきですね。

丁番をうまく使うためには箱の構造を変えなければなりませんが、Amazonと同様のスライド式の扉にした方が、もしかしたら簡単かもしれません。
もし良い解決方法をご存じの方がいたら是非教えてください。

自作ランタンケースの完成!

完成したものがこちらです。

完成!

完成!

ワトコオイル+カシューは、思った以上に色が濃く木目がくっきり出ることがわかりました。

そして、独特の感触。
ワトコオイルだけならば手触りはサラサラになるはずなのですが、カシューが混ざったことで独特のぺたぺた感。
このおかげで、ぴったりサイズで作った引き出しがスムーズに動かなくなってしまいました。

色味としては全体的にカシュー(透)の色が強く出て、オイルの意味があまりなかったような気もします。
悪くはないのですが、もう少しナチュラルな仕上がりのほうが綺麗に見えるはずです。
桐なので、あえて無塗装でもよかったかもしれませんね。

まとめ

今回はいろいろと初めてであったり、試験的なこともしていたので、いくつか課題や改善すべき点はありました。
それでも、結果的には十分使えるケースを作ることができました。

ペトロマックスを収納すると、底面がきっちりはまり込むおかげでガタつくこともなく、車に乗せても持ち運んでもランタンが壊れることはなさそうです。

上部の引き出しにはマントル、メンテナンス工具、ロートなどの道具一式をしまえて便利。
ケース奥にあるポンプとスポイトの収納コーナーは我ながら秀逸でした。

今回の経験を活かして、今度はもう少し小さいサイズのフュアーハンドランタン用のケースも作ってみたいですね。

ランタンをお持ちの方は、この記事を参考に専用のケースを作ってみてはいかがでしょうか。
そして、今まで以上に楽しいキャンプライフを!

いつかケースを作ってあげるから、待っててね

フュアーハンド用のケースも作りたい

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さくや

DIYが趣味のシステムエンジニア。最初は子供三人のために家具を作っていましたが、最近は西洋かんなとジグを使った木工がメイン。DIYを始める人を応援したくてTwitterとブログを開設しました。 現在『DIYアドバイザー』資格に挑戦中!

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