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子供用ベッドを2x4で自作しよう! ~賃貸でもできる三段ベッドDIY《記事一覧あり》

更新日:

さくや(@sakuyakonoha77)です。

木製のベッド、憧れませんか?私は子供の頃はベッドで寝たことがないので、とても憧れていました。
ここに来られた方は、自分用にベッドが欲しいか、もしくは子供のためにベッドを作ってあげたい方ではないかと思います。

素敵なベッドが欲しいのだけど、高いお金を出して買うのはちょっと・・となれば、DIYの出番です!

さて、DIYでベッドを作るとなると、どうしても気になることがあるはずです。

安全性が気になる。自分で作ったベッドで子供がけがをしたらどうしよう・・』

『自分は大丈夫だと思うけど、家族の理解が得られない

やったことないので、どうすれいばいいのかわからない』

私の場合も、全く同じでした。
当時の私はDIYの経験が浅く、作り方もまったくわかっていませんでした。それでも、最終的にはベッドを作ることができ、そのベッドは今でもまったく問題なく使えています。

DIYの経験はないけど、ベッドを作ってみたい。安全性も気になる。どうすればいいか知りたい。そんな方のために、この記事を書きたいと思います。

この記事を読むことで、一人でも多くの方に『自分にもベッドが作れるかも』と思ってもらうことができれば嬉しいです。

なお、私はDIYアドバイザーを目指して修業中なので、皆さんのお力になれることであれば喜んでご相談に乗ります。
この記事に関するご質問、DIYに関するご相談などあればTwitter(@sakuyakonoha77)で受け付けています。
DIYに関するお役立ち情報やブログの更新情報も随時つぶやいていますので、よろしければフォローをお願いします!

こんな方におすすめ

  • DIY初心者だけど、ベッドを自作してみたい。何をすればいいのか教えてほしい。
  • ベッドを作りたいけど、自分で作ると安全性に不安がある。家族の理解が得られない。
  • ベッドを作る方法と、道具について詳しく知りたい

子供用ベッドをDIYで作ろうと思ったきっかけ

賃貸住宅、六畳一間に子供三人

私には子供が三人います。娘が二人、息子が一人です。

そして我が家はたいして広くもない普通の賃貸。供三人の部屋は、六畳の洋間ひとつ夜は床に布団を敷いて子供三人が寝ていました。

こういう環境だと、子供の寝る時間には毎晩のようにけんかが始まるんですよね。

『ふとんがひけない~』
『今日はウチがこっちに寝たい!』
『寝相が悪いの何とかしてよ~』

誰が悪いというわけでもないのですが、こういうことがあってなかなか寝付けないということが頻繁にありました。

さくや
こうなると親も疲れるんだよね・・

そしてさらに、子供用の勉強机も必要になってきました。それもいずれは三人分

六畳一間に机三つ並べたら、布団三組は敷けないですよね・・どうすりゃいいんだろうと悩んだものです。

狭い部屋をぐるっと見回して悩んでいたとき、天井付近の空間がまったく活用できていないことに気づきました。

布団を縦に敷くか?それって二段・・いや、子供が三人だから三段ベッドってこと?
そんなもの世の中にあったっけ??

ためしに三段ベッド購入の下調べをしたところ、一応あるにはあるものの、安いパイプ製ベッドでも三万円、質のいい木製ベッドなら十万円以上・・それはちょっと高すぎます。
しばらく探し続けたのですが、どうしても買いたいと思えるベッドは見つかりませんでした。

さくや
よけいな飾りはいらない。とにかくシンプルで、頑丈で、安くて、そして木のぬくもりが感じられるベッドが欲しかった

買うことができないなら、自分で作るしかない

と思い立ったのが、三段ベッドを作りはじめたきっかけです。

ベッドを自作することの不安

さて、思い立ったのはいいのですが、当時の私はDIYの経験があまりありませんでした。

木を切ったり、ネジで留めたりするのはできるかもしれませんが、何よりも

自分が作ったベッドで大丈夫なのか?

という不安が拭えません。
ためしにGoogleでベッドの作り方を調べても、安全性についてちゃんと考えて作っている記事を見つけることはできませんでした。
経験の浅かった私には、完成されたベッドの写真だけを見せられてもよくわからなかったのです。

じゃぁ、どうしたら自分は安心できるんだろう?

どうすれば、家族にも子供にも安心してもらえるんだろう?

そう自問自答を繰り返すうちに、試作品を作ってみてはどうかと思いつきました。
いきなりベッドを作るのではなく、まずは試作品で安全性や耐久性を確かめてみようということです。

意味もなく作るのももったいないので、キャンプに行くときに使えるような『車の荷台』を作ってみることにしました。
構造がベッドと似ているので、ベッドを作る際の参考になるはずです。

以下では荷台の作り方について説明していきますので、もし試作品なんていらないというかたは下の方にある記事一覧からお好みの記事をご覧ください。

ベッドの安全性と耐久性を検証するために、2x4で荷台づくり

荷台の簡単な設計図と組み立て方

試作品なので、細かいサイズにこだわる必要はありません

さくや
私も、当時余っていた木材で作っていたくらいだからね

まずは、2x4で二組の脚を作ります。

ベッド試作品(脚)

ベッド試作品(脚)

次に、脚と脚を長めの2x4でつなぎます。

脚と足を連結

脚と足を連結(裏から見た図です)

最後に、細く切ったベニヤ合板を打ち付けて完成です。

ベニヤ合板を打ち付けて完成

ベニヤ合板を打ち付けて完成。サイズは参考値

木取り図

木取り図はこのようになります。
ちょっと無駄の多い取り方なので、端材を再利用して節約するか、サイズを調整するなどしてみるといいと思います。

ベニヤ合板は 1820 x 910 ではなく、910 x 600 くらいのものを使うと安上がりになりそうですね。全ての材料を購入したとしても、2000円はかからないはずです。

木取り図(参考)

木取り図(参考)

実際に乗ってみて、安全性と耐久性を確認

組み立てたら、さっそく自分で乗ってみてください。
ぐらつくでしょうか。それとも、思ったより安定しているでしょうか。

ベニヤ合板一枚に体重をかけるのは不安を感じるとしても、横になって寝る分には全く問題ないくらいの耐久性があるはずです。

実際はベニヤ合板の上にマットレスが乗るので、一枚の板に体重がかかることはありません。
念のために補強するとしても、中央にもう一本木材を入れれば十分だということがわかります。

横方向のぐらつきについても確認してみてください。これは車用の荷台なので、多少ぐらつくかもしれません。
実際にベッドを作る際には、ぐらつきがなくなるよう横向きの材料を追加する必要があります。

このようにして、試作品をヒントにしてベッドを作る際のイメージを作ってみてください。
試作品では不安があったとしても、実際にベッドを作る際に解消するための工夫ができればOKです。

なお、この後で紹介する私の記事ではそれらの不安をすべて解消する工夫を盛り込んでいます。

この荷台の使い方

この荷台は車のトランクルームに置くことで、上段と下段のそれぞれに荷物を置けるようにするためのものです。特にミニバンのように天井が高い車では、積載量が一気に増えるのでとても便利です。

実際に車で使ってみたい場合は、ご自身の車に合わせてサイズを調整して作ってみてください。

ちなみに私はこの荷台の改良を繰り返して、今ではこのような形に進化しています。

改良版の荷台

改良版の荷台

また、試作品として作った荷台は上にマットや布団を敷けば子供用のベッドにもなります。
上のすのこ部分の間隔が広いと布団などが落ちますので、ベニヤ合板をすこし多めに貼り付けると安心です。

さくや
これだけでも子供や大喜びするよ

ただし、当然転落防止柵は欲しくなります。荷台をベッドにするなら簡単な枠や柵を付けてあげるといいでしょう。

試作品を参考に、本格的な設計に着手

試作品で自信が持てたら、本格的なベッドの設計に着手してみましょう。

長くなりますので、ここから先の記事は数回に分けて紹介します。
続けて読む場合は『子供用ベッドを2x4を使って自作しよう! ~安全性、耐久性を重視した設計方法について』をクリックしてください。

先が気になる方は、以下のインデックスからお好みのページに飛んでもらっても大丈夫です。

《第2回》安全性に気を付けて、JIS規格を参考にして設計

設計の時に一番気になるのは『安全性』です。次の記事では、JIS規格を参考にして安全第一の設計をする方法についてまとめました。

また、子供が使う家具なので、ちょっとやそっとで壊れては困ります。
この点については2x4を活用し、たとえ大人が乗っても壊れない頑丈なベッドになるようにしました。

ただし2x4も使いすぎればコストと重量がかさみます。最小限の材料で、十分な強度を得られるように2x4と1x4の特性を活かした設計を行っています。
こちらについては、次の記事の中で詳しく説明しています。

全体図
子供用ベッドを2x4を使って自作しよう! ~安全性、耐久性を重視した設計方法について

さくやです。 前回は概要について書きましたので、今回からは具体的な部分について詳しく書いていきます。 今回は子供用ベッドの安全性、分解&組み立て(セパレート)可能式にするための方法など、設計の際に考え ...

続きを見る

《第3回、第4回》設計図と木取り図の作成では、無料で始められるCADソフト(caDIY3D)を利用

設計図を手書きで作成するのは大変です。ベッドのように部品数が多くなる家具を作る場合は、手書きの設計書は現実的ではありません。

特に三段ベッドのように1つ設計したら3回繰り返すような特徴がある家具の場合は、コピー&ペーストが使えるPCでの設計の方がずっと楽です。

そこで今回は「caDIY3D」というソフトを使用して設計図と木取り図を作成しました。

caDIY3Dは初心者でも簡単に扱えるDIY設計ソフトです。CADソフトを使ったことの無い方にとっては抵抗感があるかもしれませんが、最初は無料で使い始めることができるのでためしてみてはいかがでしょうか。

さくや
私もこのベッドを作るときにはじめてcaDIY3D(無料版)を使ったんだけど、すごく簡単で使いやすかったよ

caDIY3Dの画面説明と基本的な使い方については、以下の記事で詳しく説明しています。

これがCADの真骨頂!
はじめてでも直感的に使えるDIY設計ソフト 『caDIY3D』の紹介

かんたんに直感的に使えて、しかも無料ではじめることのできるDIY設計ソフト『caDIY3D』のご紹介です。設計、木取り図作成をものすごく!かんたんにしてくれるソフトです。DIY初心者の方にはもちろん、これまで苦労されてきたベテランの方にもおすすめです。

続きを見る

また、以下の記事ではcaDIY3Dを使って具体的にベッドを設計する様子を動画を多く交えて紹介しています。

コピペを使ってサクサク進めよう
はじめてでも直感的に操作できるDIY設計ソフト 『caDIY3D』の使い方 ~実際の操作と注意点について

caDIY3Dを使うコツは、材料を一つ置いた後は『コピー&ペースト』を繰り返すことです。慣れるとサクサク操作できますので、楽しくなってきますよ!この記事では、三段ベッドを例に具体的な操作方法についてご紹介します。

続きを見る

《第5回》ベッドの具体的な寸法と、caDIY3Dを使って木取り図を作る際のコツ

私が作成したベッドの具体的な寸法については以下の記事でまとめています。

また、ホームセンターで木材を仕入れるときに木材を無駄なく活用するための木取り図作成のコツについても記載しています。

まとめてカットできる工夫
はじめてでも直感的に操作できるDIY設計ソフト 『caDIY3D』の使い方 ~木取り図の作成方法とコツ

caDIY3Dを使えば木取り図はとても簡単に作成できます。それだけでなく、効率よく木材を活用することでコストを抑えるためのチューニングも可能になります。私が実際に作った三段ベッドを例に、『木取り図作成のコツ』について書いていきます。

続きを見る

木取り図はcaDIY3Dを使えば簡単に作成することができます。caDIY3Dを使った木取り図の作り方について、具体的な手順についてもご紹介しています。

《第6回》ベッド作成におすすめの道具の紹介

ベッドを作成する際に必要となる道具や材料については、実際に私が使用したものをまとめました。

これからDIYを始める場合は道具をそろえることも難しいはずなので、本当に必要な最低限の道具と、あれば便利なものを分けてまとめました。

tools
子供用三段ベッドの自作 ~DIYでおすすめする道具について

三段ベッドを作るために必要な最低限の材料と道具について説明します。あわせて、私が使用しているおすすめの道具も紹介しますね。

続きを見る

《最終回》実際のベッド組み立て手順

実際のベッドの組み立て方は最後の記事でまとめています。

子供用三段ベッドを2x4を使ったDIYで自作しよう! ~組み立て手順と塗装

子供用の三段ベッドを、2x4材を使って自作しました!組み立て手順と注意点についてまとめています。

続きを見る

床板の組み立て方、すのこの張り方、柱の立て方などを、可能な限り写真でご紹介しています。

また、木が持つ無垢の温かみを活かすための塗装方法についても紹介しています。塗装についてはお好みにあわせて自由に塗っていただいても大丈夫です。

《番外編》ベッド下収納の活用方法

今回作成したベッド下は、ベッド下用の収納を作って最大限に活用します。

しかし市販のケースでは空間全てを活用することができませんので、ぴったりのケースも自作しました。部屋の収納力が圧倒的に上がりますので、ベッド下収納も視野に入れながら、ベッドの作成をしてみてください。

部屋の収納力を圧倒的に増やす!ベット下にぴったりの大容量収納ケースの作り方《設計編》

ベッド下を活用したい、でもぴったりなケースは無いし、購入するお金も節約したい。そんな方は、かんたんDIYで実現してみませんか?この記事ではキャスター付き収納ケースの設計方法について詳しく紹介します。

続きを見る

まとめ

ベッドを作るとき、いろいろと不安に感じることと思います。
自分で作ったベッドで子供が怪我をしたらどうしよう・・と心配するのは親ならば当然のことです。 

でも、心配ばかりして前に進まないのももったいない話です。
2x4は家を建てるときに使われる建材なので、これで作った家具はちょっとやそっとでは壊れません。設計にさえ気を付ければ、きっと頼もしい家具になってくれるはずです。

どう設計すればいいかはこの後の記事でご紹介しますので、記事を読んでいただいて『自分にもできるかも』と思っていただけると嬉しいです。

なお、余談ですが私はDIYアドバイザーの資格を取得するために修行をしています。
まだ一人前ではないアドバイザーの卵ですが、この記事やDIYに関するご質問があればTwitter(@sakuyakonoha77)で気軽に質問してください。皆さんのお役に立てるよう頑張りたいと思います!
DIYに関するお役立ち情報や、ブログの更新情報も随時つぶやいていますので、ぜひフォローをお願いします!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

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