こんにちは、このはです。
前回の記事で杉材を使ったマグネット脱着できる木箱を作成しました。 続きを見る
ゲーム機の収納におしゃれ木箱をDIY~マグネット脱着式~
見た目が良くて収納力があるので、もうひとつ木箱を作成することにしました。
今回はすのこをリメイクするので、前回よりさらに簡単です!
作品情報
【難易度】 (初級者向け)
【予算】800円くらい
【製作期間】約1日
【主な材料】
- 桐すのこ
- 合板(4mmほど)
- ワトコオイルなどの塗装剤
- マグネットシート
【主な道具】
- 玄翁(金づち)
- 作業台&クランプ
- 糸鋸
- ノコギリ
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すのこの解体
捨てる予定だった一般的な押入れ用桐すのこですが、素材は桐です。廃棄はもったいない。このすのこを再利用して桐の木箱にします。まずは解体します。
解体の際にあると便利な道具は「バール」と「ペンチ」です。写真のバールはインテリアバールで、小さくて取り回しがよいです。ふすまの張替えなどで使います。
力は必要ありませんが、針のようなものが埋まっているので軍手をして作業することをお勧めします。
インテリアバールを使えばあっという間にすのこの解体が終わります。解体が終わったら、木箱の設計に移ります。
設計
無駄がないように設計
この木箱を置きたい場所は食器棚の下、奥行き350mm高さ200mmです。すのこ1枚が750mm x 60mmなので、すのこを3等分して箱の1面になるサイズで作成します。
すのこの角材に打ち付けて組み立てます。
完成図が出来上がったら、そこから必要な木材の長さを計算してすのこから切り出します。
木とり図の作成
250mm幅のものを6枚、236mm幅のものを6枚。すのこの角材部分は180mmの長さのものが4個必要になります。
木とり図を作成したら、すのこに鉛筆などで切り取る部分に線を引きましょう。
切り出し
完成図に合わせてすのこを切り出します。桐すのこは薄いので、ノコギリで簡単に切り出せます。
箱を作るときは木材を直角に切り出すと仕上がりがきれいです。のこぎりで直角に切るときは『直角治具』を作成しておくと、お手軽に直角がとれます。 続きを見る
ノコギリで木材を直角に切る方法 ~高精度なノコギリガイドの作り方
穴あけ加工
ゲーム機収納小箱と同じように箱の一部をマグネット脱着可能にして、コード類を出すための穴をあけます。
多少、形がいびつでもやすりできれいにするので大丈夫です。
糸鋸の後は、粗目の紙やすりを丸棒に巻き付けて形を整えます。桐は柔らかいので少しの力で滑らかになります。
やすりがけと塗装
やすりがけ
カットと加工の終わった木材にやすりをかけて滑らかにします。
毎度おなじみの電動サンダですが、今回は『アミ目両面やすり#80』を使いました。
塗装
一面にすのこ三枚使うので、三色で塗装しました。色の薄いものから順に塗装します。
乾かしてる最中に異なる色で塗装した板にぶつかると、あっという間に色移りするので気を付けましょう。
オイルステインが乾いたら、せっかく三色使って色の違いを楽しみたいので透明色に近い蜜蝋でワックスがけしました。
いい感じに仕上がりました、が、またここでミスしました.…
組み立て
角材にすのこを打ち付けていきます。前面になるところから組み立てました。
端材などで支えながら、すべてのすのこを角材に打ち付けます。桐は薄いので釘でしっかり固定できました。底板も角材に打ち付けました。
通常の木箱ならこのまますべてのすのこを釘で打ち付けますが、今回は側面の2枚をマグネット脱着式にしました。
ワックス塗装部分を鋸やすりで削って、なんとかマグネットシートをくっつけました。
完成
ボンドを使用せず釘で固定、底板も4mmと薄いので重いものを運ぶのには適しませんが、目隠し収納には十分です。見た目もお菓子みたいで可愛い感じに仕上がりました。
最初に紹介した写真サイズのすのこでは、このサイズの木箱は2つ作れます。安価で簡単なので、DIYの入門にぜひ挑戦してみてください。