すのこで簡単リメイクDIY!初心者でも電動工具なしでミニ黒板作れます!

2019年10月21日

ミニ黒板 DIY すのこ リメイク

こんにちは、このはです。

お手軽価格で手に入るすのこをリメイクした作品を紹介します。今回は家族の伝言や忘れ物防止に便利、マグネットもつけられるミニ黒板です。

電動工具を使用しないので、初心者の方が挑戦しやすい内容になっています。親子での工作にもお勧めです。

作品情報

【主な材料】

  • すのこ1枚
  • 鉄板(0.5x300x400) 1枚
  • KAKERU PAINT(塗ると黒板になるペンキ)
  • お好きな塗料
  • 超多用途接着剤

【主な道具】

  • 紙やすり
  • メラミンスポンジ(激落ちくん)
  • のこぎり
  • かんなとのみ(なくても大丈夫)

こんな方におすすめ

  • 初心者だけどDIYに挑戦したい
  • 電動工具を使わないで、子供も一緒に楽しめる簡単なDIYをしてみたい
  • 書いても消せる子供たちのお絵描きコーナーを作りたい

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材料の準備

作る黒板のサイズに合わせたすのこを用意します。

小さいサイズなら100均で手に入るので、材料費を安くすることができます。

ミニ黒板 DIY

今回の出費のメインは鉄板とKAKERU PAINT

そして、黒板を作るために鉄板と、KAKERU PAINTを用意します。

created by Rinker
カラーワークス (COLORWORKS)

KAKERU PAINTは、塗装面がチョークで描いたり消したりできるようになる塗料です。また、色が豊富ですので、お部屋の雰囲気に合わせた黒板を作ることができます。

しかし、KAKERU PAINT単体ではマグネットが使えません。今回はマグネットが使える黒板を作りたいので、鉄板に塗装することにしました。

このは
KAKERU PAINTの会社からはマグネットを付けるための下地であるMAGNET PAINTという商品も販売されてますが、お値段が倍以上します。
マグネットを付けるだけならMAGNET PAINTを塗装すればいいんだけど、チョークで描けるようにするにはその上からKAKERU PAINTを塗装することになるんだよね
このは
それならいっそ、最初から鉄板にKAKERU PAINTを塗装しよう

そしてもう一つ、超多用途接着剤を用意します。

鉄板と木材を接着するにはこれを使います。

木工ボンドと違いオープンタイムが必要な接着剤ですので、裏の使い方を見ながら使いましょう。鉄板と木材がしっかりくっつきます。

すのこの加工

すのこをのこぎりでカット

まず初めに、イラストの通りにすのこをカットします。

すのこ 切り方

すのこの切り方

カットするのはこの二か所のみ!

今回、家にあったすのこは750x330(mm)で、イラストのように上から60mmと下から430mmのところでカットしました。

手持ちのすのこと、作成したい黒板のサイズに合わせて切る場所は調整してください。

すのこ 切り方

すのこの組み立て方

上のイラストで赤丸で囲った部分の短くカットしたパーツは、チョーク置き場になります。

すのこの角は危ないので、丸くやすりがけしました。

黒板のチョーク置き場を作る

鉋(かんな)を持っていたら、それを使ってチョーク置き場にあたる部分の面取りをします。

持っていなければ、ヤスリで角材の角を削ります。

ミニ黒板 DIY

赤く塗った部分だけ面取りします

ここで使っているのは替え刃式鉋です。初心者でもかんたんに使える手軽な鉋で、こちらの記事くわしく紹介しています。

替え刃式鉋
替え刃式鉋(かんな)はDIY初心者におすすめ!面取りの方法など、詳しい使い方を紹介します

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ミニ黒板 すのこ DIY

カットしたもう一つのすのこの桟も、写真のように面取りします

カットしたすのこの上の部分の桟も、写真のように面取りします。

そうすると、二つのすのこを組み合わせたときにくぼみになって、チョークが転がりにくくなります

そしてもう一つの工夫がこちら。壁に掛けるときのフックがずれないように鑿(のみ)で削りました

ミニ黒板 すのこ DIY

初めにのこぎりで切り込みを入れます

ミニ黒板 すのこ DIY

使うフックの幅だけのみで削ります

ミニ黒板 すのこ DIY

幅ぴったりのくぼみのおかげで、フックがしっかり固定されます

鑿をお持ちでなければ、壁につけるときのフックを大きいものを使ったり、すのこの部分に穴をあけて紐で吊るしたりすれば安定して壁に吊るせると思います。

このは
フックの安定性を上げる工程なので、飛ばしても何とかなります

この先DIYのレベルを上げて組み木をするときに、鑿や鉋は必要になります。何本か持っておくと、ちょっとした細工をするときにとても役立ってくれます。

すのこの組み立てとパテで穴埋め

パーツがそろったら組み立てます。といっても、すのこの切れ端とメインのすのこ部分を木工ボンドで接着するだけです。

ミニ黒板 すのこ DIY

メインすのことカットした上の部分の桟部分を木工ボンドで接着します

くっつけてみると、桟と桟の接合部分(チョーク置き場)に小さい隙間ができてしまいました。

ミニ黒板 すのこ DIY

桟と桟をくっつけたところは、どうしても隙間ができてしまう

気にならない部分なのでこのままでもいいのですが、穴埋め用パテで埋めました。

パテで穴埋めすると、塗装の時に液たまりになりにくいメリットがあります。細かいほこりも隙間に落ちません。

ただし!気を付けることがあります。ウッドパテを塗った部分にはステイン系の塗料が染みこみません

ステイン系の塗料(例えばワトコオイルなど)を使うとパテの部分だけ色が染みこまないのでまだら模様になりますので、ステインで塗装を考えている場合は使わないほうが無難です。

ペンキなどの塗料で塗る場合は問題ありません。

このは
ウッドパテはDIYだけではなく、家の補修修繕にも役立ちます。値段もお安い!
ミニ黒板 すのこ DIY

木材に穴が開いたときに、手軽に補修できます

すきま部分をウッドパテで埋めるとこんな仕上がりになりました。

すきま部分をウッドパテでふさぎました

すきま部分をウッドパテでふさぎました

チョーク置き場にあたるこの部分は、ベッド下収納を作ったときに使ったnuro水性塗料で塗るので、塗装後はパテの部分は隠れてしまいます。色むらにはなりません。

すのこと鉄板の塗装

鉄板をKAKERU PAINTで塗装

KAKERU PAINTで塗装しましょう。

このは
使うのは初めてです。わくわく
鉄板とKAKERU PAINT

鉄板とKAKERU PAINT

オイルステインとは違い、塗った感じはドロドロしています。

缶の底にたまったペンキみたいに、重いね~
ミニ黒板 すのこ KAKERU PAINT

一回塗っただけだと跡が目立ちますが、重ね塗りをすると目立たなくなります

粘性が高いので写真のように刷毛跡がつきやすいのですが、二度塗りするとそんなに気にならなくなります。

このは
二度塗りすると、きれいに仕上がります

すのこをVINTAGE WAXで塗装

手持ちの使いかけ塗料がたくさんあったので塗装実験をしました。

ミニ黒板 塗装実験

塗装実験の結果、今回はVINTAGE WAXのウォルナットにしました

塗装試験の結果、写真左上のVINTAGE WAXのウォルナットに決めました。

チョーク置き場の部分には、ベッド下収納を作ったときに余ったNURO(白)を使うことにしました。

このは
塗装する部分が少ないので、余ってる塗料があれば使うチャンス!

チョーク置き場の部分と上の桟の部分はnuroで塗装するので、VINTAGE WAXがつかないようにマスキングテープで保護しておきます。

すのこ 黒板 塗装

塗りたくない部分はマスキングテープで保護

すのこ部分にVINTAGE WAXを塗ります。メラミンスポンジで塗りこんで、いらない布で拭いて磨きます。

このは
手につかないように使い捨て手袋を使うことをお勧めします
すのこ 黒板 塗装

すのこの切れ端を適当なサイズにカットして使ってます

写真の塗り残した部分は鉄板を張り付ける部分で、最後は隠れてしまうので塗装しませんでした。

忘れてはならないのが、すのこをカットした時にできた切れ端です。

これは鉄板の角を保護するのに使うので、同じようにVINTAGE WAXで塗装しました。

このは
すのこの切れ端は鉄板の角を保護する目的で張り付けようと思っています。そのままだとサイズが大きかったので、小さくカットして面取りしました。

マスキングテープを剥がした部分は、水性塗料のnuro(白)で塗装します。

超多用途接着剤で鉄板とすのこを貼り付ける

鉄板の角はとがっているので危ないです。すのこの切れ端を張り付けて隠します。

木材を鉄板をくっつけるには超多用途接着剤を使います。

このは
木工用ボンドではくっつきません
ミニ黒板 DIY

鉄板と木材を接着できる超多用途接着剤

使い方は簡単。貼りたい材料の両面に接着剤を塗ったら5分そのままにし、5分後に貼り合わせます。

軽く押さえれば鉄板と木でもしっかりくっつきます。

すのこ 黒板 超多用途接着剤

両面に塗ったら5分置いてから貼り合わせます

この接着剤で鉄板の四隅を隠したら、すのこ本体と鉄板も同じように貼り合わせます。

すのこをリメイクしたミニ黒板の完成!

ミニ黒板 DIY

マグネットもくっつく!オリジナルのみかん色黒板の完成

黒板といえば学校の緑色を想像しますが、KAKERU PAINTの豊富なカラーリングのおかげでカラフルな黒板ができました。

鉄板に塗装することでマグネットも使えるようになりました。

このは
マグネット機能が必要ない場合は、木材にKAKERU PAINTを塗装してお絵描き板として使えます
鉄板を使わないと、もっとお安くお絵描き板がつくれるね

桟の部分を面取りして貼り合わせているので、チョークを置いても転がり落ちません。

ミニ黒板 DIY

面取りした溝のおかげで、チョークが落ちません

黒板に書くときにおすすめなのがこれ、POPゲルチョークです。

黒板がカラフルならチョークもカラフルに!こちらのチョークは8色も展開されています。

このチョーク、書いても粉は出ないし、柔らかい書き心地、そして消すときは水拭きでさっと消せる

特に子供部屋に黒板を作った場合、ゲルチョークはお勧めです。

このは
黒板は緑、チョークは白の組み合わせだけじゃない!好きな色の黒板とカラフルなチョークで伝言やお絵描きを楽しもう!

この時使ったKAKERU PAINTの残りを使って、もっと大きな伝言板を作った記事はこちらです!

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  • この記事を書いた人

このは

イラストと初心者向けのDIY担当。ブログをイラストで盛り上げ中。編み物を含めた裁縫全般の記事も書いてます。競技かるたもやってますので、「さくやこのはな」の歌はとてもなじみ深いです。