こんにちは、このはです。
ちょうど一年前になりますが、ホームセンターで水槽とフィルターセットと金魚(和金)を購入しました。
室内で飼育するにあたって、水槽を床に直置きはよろしくないので小型の水槽台を自作することにしました。
ところがこの水槽、10Lの水が入るので、機材を合わせるとトータルで重さは12kgほどになります。
水槽台を作成するとなると、この重さに耐えられる構造にしなければなりません。
その上、水と金魚が入った水槽です、耐水性と強度が大事になりますね。
この3つの条件をおさえつつ、ホームセンターで材料をそろえて1000円ほどの予算におさめて水槽台をDIYしました。
それでは、制作過程を紹介します。
作品情報
【難易度】 (初級者向け)
【予算】1000円
【製作期間】約1日
【主な材料】
- SPF1x4材
- SPF2x4材
- 100均のMDF
【主な道具】
- 電動ドリル
- 水性ウレタンニス
こんな方におすすめ
- 強度のある水槽台を自作したい
- 水槽のサイズに合わせて小型の台を自作したい
- 水槽台の費用を抑えたい
強度のある小型水槽台の設計
水槽は重たいです、しっかり支えるために材料は2x4材をメインに使っていきましょう。
強度を持たせるために、水槽の重さを2x4材4本で縦向きに支える設計にしました。
支柱となる4本の2x4材を、下は2x4材、上は2x4材と1x4材で囲って固定します。
今回購入した水槽は、幅300×奥行200×高さ250mmです。
水槽台の縦横サイズは、この水槽サイズに合わせます。
2cmの余裕を持たせて、水槽を置く部分を320x220で設計しました。
上の枠の部分は、1x4材を数センチ上にずらしてビスで固定します。
こうすると、水槽の横ズレ防止になります。
それでは、caDIY3Dにボタン一つで木とり図を作成してもらいましょう!
購入する木材は1x4が一本、2x4が2本でだいたい1000円ほどで購入できそうです。
木とり図ができあがったら、ホームセンターに買い出しに行きましょう!
カットサービスを利用すれば、ノコギリを使うことなく塗装・組み立て作業に入れます。
小型水槽台の作成
やすりがけ
木材はホームセンターでカットしてもらいました。
まず初めに木材をやすりがけしましょう。
サンダはリョービの電動サンダに網目両面サンダ#80を使用しています。
サンダをかけて木材の表面を滑らかにしたら、塗れ雑巾でふき取っておきます。
小型水槽台の組み立て
組み立てていきます。
まずは、柱となる2x4材を枠になる2x4材にビスで固定します。
初めに、支柱と枠の2x4の互いの中心となる部分に線を引きます。
柱になる2x4材に2x4定規を使ってビスを打つ位置に墨付けをします。
この定規、すごく便利で重宝しています。短時間に何本もの2x4材に、同じ位置に墨付けすることができます。
ビスを打つ位置を決めたら、金槌でビスを打ちこんで下準備しておきます。
この時使うビスは、長さが十分なものを使いましょう。
今回は2x4と2x4をつなぐので75mmコーススレッドをつかいました。
このように、ビスはあらかじめ金づちで少し打ち込んでおくと、この後のドリル作業がやりやすくなります。
先ほど引いた中心線を合わせて、電動ドリルでビスを打ちこみます。
このようなパーツを、手前、奥、右、左の4個分作成します。
4つ組み立てたら水槽台の形に仮組みして、ビスで固定していきます。
四角の枠がはみ出たり歪んだりしないように、クランプで押さえながら固定しました。
土台が出来上がったので、水槽を乗せる台の部分を作成します。
使用したのは100均セリアのMDFです。約450x300のサイズで100円はDIYで重宝します!
MDFはノコギリで切りやすい材なので、写真のようなカットでも短時間でできます。
水槽を乗せるサイズ、320x220にカットします。
MDFを水槽台に置いてみて、大きさを確かめます。そして、周囲を囲むように1x4をビスで固定していきます。
これで組み立てが終わりました。
次は耐水性のある塗装をします。
小型水槽台の塗装
水性顔料で塗装
水槽台を好きな色で塗装します。
今回選んだ塗料はこちら、ワシンペイントの水性オイルステインです。
オイルステインと商品名には書かれていますが、水性顔料着色剤です。
ニスで上塗りしないと、単体で使用した場合は色落ちしてしまうので注意してください。
組み立ててから塗ると内側の部分が塗りにくかったので、塗装してから組み立てでもいいですね。
このままでは、水槽水がこぼれてしまうと色が落ちてしまうのと、塗料が色移りしてしまうので、ウレタンニスでコーティングします。
サンディングシーラーで塗装
ウレタンニスの前に、水槽台の仕上がりをワンランクアップさせるために水性サンディングシーラーで塗装部分の凸凹を平らにします。
サンディングシーラーは、木材の表面の凸凹を平らにならしてくれるので、サンディングシーラーを使った後にウレタンニスを塗ると綺麗な仕上がりにしてくれます。ちなみに、サンディングシーラーは見た目を良くするだけなので必須ではありません。
サンディングシーラーは何度か重ね塗りして使います。
塗って乾かし軽く紙やすりをかける→塗って乾かして軽く紙やすりをかける…を繰り返し、木材の表面を平らにします。
水性ウレタンニスで塗装
最後に、耐水性を持たせるために水性ウレタンニスを塗ります。
刷毛跡がつかないように、一方向に刷毛を動かして素早く塗っていきます。
写真を忘れたのですが、実は、この一連の塗装は全て小学生の子供が塗りました。
塗る順番と使い方を守れば、小学生にもきれいな塗装ができます。
塗装はワシンですべてそろえました。そして完成したのがこちらです。
小型水槽台の完成
強度があり、シンプルな小型水槽台ができました。
この後ヒーター、ライト、追加のフィルターと水槽の装備が増えていきましたが、水槽台は問題なく使えています。
2x4は縦向きに使うと、重さを支える力は強くなります。
木材の向きを考えて設計することが大切だなと思ったDIYでした。
低予算で強度のある小型水槽台が作れますので、水槽台を考えている方は参考にしてください。