さくや(@sakuyakonoha77)です。
私が初めてDIYにチャレンジしたとき、作ろうとしたものは『子供用3段ベッド』でした。
初心者がいきなり難しいものにチャレンジして大丈夫?・・・と心配されるのは当然で、誰よりも心配していたのは私本人でした(笑
それでも、もちろんいきなりベッドの作成に着手したわけではありません。事前に試作品を作成して、自分が作るものがどの程度の強度があるのかを確認していました。
この記事では、その際に作成した『車用荷台』について詳しく説明します。大きい車(ミニバンなど)に乗っている方であれば、手軽に収納力を増やす方法として利用できるので参考にしてみてください。
車用荷台の設計図
設計図はcaDIY3Dを使って作成しました。初めてでも簡単に操作できる、DIY特化の設計アプリです。2x4材、1x4材がデフォルトで部品登録されているので、ホームセンターで木材を購入するときにとても助かります。
これくらいの設計図でも手書きで書くと手間がかかりますが、caDIY3Dを使えば5分もかかりません。設計でお悩みの方はぜひ使ってみてください。
今回は車用荷台ということで設計をしていますが、もちろんどんなテーマでも良いし、大きさや形を自由に変えても大丈夫です。試作品なので好きなように作ってみていいと思います。
ここでの失敗は全然問題ないから、気楽にやってみるといい。むしろ冒険するならここでしておこう
車用荷台の木取り図
設計が終わったら、実際に木材を購入します。ここで必要になるのが、上の図のような『木取り図』です。
2x4材を長さ〇〇mmで何本、1x4材を長さ〇〇mmで何本・・と数えてからホームセンターに行き、ホームセンターの木材加工サービスでお願いをするわけです。
作成に手間のかかる木取り図ですが、caDIY3Dならボタン一つで自動作成できるうえに、無駄が出ないように木取り方法を組み替えたりすることもできるので、とても便利です。
木取り図が作成できたら、ホームセンターにもっていき、木材を購入してカットしてもらいましょう。
車用荷台を組み立てるための道具
今回はすべての木材をカットして持ち帰っているので、組み立てで必要となる道具は電動ドリルドライバーもしくはインパクトドライバーのみです。
電動ドリルドライバーとインパクトドライバーのどちらが良いか論争はたびたび見かけますが、私は圧倒的に電動ドリルドライバー派です。
インパクトドライバーは音がうるさすぎるので、賃貸住宅で使うのは気が引けるな
それなら、もし音がしないならインパクトを使う?
いや、私ならそれでも電動ドリルドライバーを選ぶね。力加減をこまかく調整できるのは電動ドリルドライバーだけだから
参考までに、私が長年愛用しているリョービの電動ドリルドライバーを紹介しておきます。
繊細な力加減が可能でDIYに最適、クラッチ機構が付いているのでビスを叩き込みすぎるという失敗がない、そして電源コード式なのでバッテリー切れの心配がない、と(私にとっては)いいことづくめの機種です。
もし電動ドリル選びでお悩みの方がいたら、さくやのおすすめということで検討してみてください。
車用荷台の組み立て方
今回試作品として作成する車用荷台の組み立て手順は次の通りです。2x4材同士をビス留めするので、長さ65mm程度のビスを使えば問題ありません。
まずは、2x4で二組の脚を作ります。
次に、脚と脚を長めの2x4でつなぎます。
最後に、細く切ったベニヤ合板を打ち付けて完成です。ベニヤ合板を打ち付けるときは、ビスの長さは25mm~30mm程度で十分ですね。
試作品の強度を確認し、設計を見直し
車用荷台と何度も繰り返し言ったことで当初の目的を忘れそうですが(笑)、当初の目的はベッドの試作品として、強度の確認をすることでした。
早速、自分で作った荷台に自分で乗ってみてください。ぐらぐらするでしょうか?それとも、思ったよりしっかりしているでしょうか?
ぐらぐらする場合は、まずビスの打ち方が適切か確認してみましょう。部品と部品の間に隙間があるようなら、ビスの打ち方が良くないのかもしれません。
ビスの打ち方が良くないのなら、どうすればいいの?
ビスの問題は、下穴をしっかりあけると改善することが多いよ。『下穴錐』(したあなきり)を使ってみるといい
ビスの打ち方は問題ないのにぐらぐらするようならば、設計に何らかの問題があるかもしれません。どう歪むのか、どこに部品を追加すれば歪みを防ぐことができるのか、などを考えてみるとよいと思います。
それでも多くの場合は、『2x4材で作ったものってこんなに頑丈なんだ!』と感じると思います。なんといっても2x4材は家を作るための材料ですから。これで作るものが、弱いわけはないですよね。
私の場合、試作品の強度は十分にありました。上に大人が乗ってもビクともしません。
しかし部品が多いのと、実際に車に積んでみるとぶつかる部分があったりしたので、設計のブラッシュアップを行っていきました。
車用荷台の完成形
最終的に行き着いたのはこの形です。部品数を少なくしつつ、強度をさらに上げています。
実際にこの荷台を車に積むことで、キャンプに行くときの積載量が劇的に増えるのが実感できました。簡単に作ることができていろいろと役立つので、車のラゲッジルームを活用できていないと感じる方は参考にしてみてください。