Zoom道場

第十二回zoom道場レポート ~アキュレットガイドを利用したちぎり加工の発表

Zoom道場、1年間ありがとうございました!

2021年6月26日(土) 20:00~22:00に行われた『第十二回zoom道場』のレポートです。

参加者は下記の方々でした。(敬称略)
杉田、鳥井、村田、金内、ichiro ota、ケイタ、さくや

ついにzoom道場十二回目、最終回を迎えました。

道場で一年間腕を磨き、みなさんの技術は格段にアップしたことと思います。

今回の宿題発表は、アキュレットガイドを使ったちぎり加工です。

この道場で身に着けた力の集大成を発表していきましょう!

村田

まず、先生の動画を見ながらアキュレットガイドとL字テーブルを作成しました。

前回の記事
アキュレットガイドを利用したちぎり加工ガイド
第十一回zoom道場レポート ~アキュレットガイドを利用して額縁にちぎりを入れる方法

この記事はZoom道場参加向けの限定公開記事です。   ★☆ 試し読み可能です! ☆★

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L字テーブルは15mmパイン集成材に杉材でフェンスを付けました。

前回作ったアキュレットガイドは25cmと大きく、L字テーブルからはみ出してしまうので、小さいものを作りなおしています。

動画を見ながらL字テーブルとアキュレットガイドを作成しました

動画を見ながらL字テーブルとアキュレットガイドを作成しました

この二つを使って、厚さ32mmの木製の認定書を飾るフレームを作成することにしました。

32mm厚の認定書を飾れるフレームを作ることにしました

32mm厚の認定書を飾れるフレームを作ることにしました

認定書の厚さ32mmにホワイトウッド2×4木材が合ったので、両側30mmをカットして、2つ作れる材を用意しました。

直角ガイドを利用した留め切りガイドで材料を留め切りして、段欠き加工をしました。

そして仮組みをしたのですが、写真の赤丸のように外側に向かって隙間ができてしまいました。

カンナで調整しても隙間ができてしまった

カンナで調整しても隙間ができてしまった

カンナで調整して接着したものの、やはり隙間ができてしまうのでもう一度やり直すことにしました。

二回目も、結果としてうまくいきませんでした。2x4材にはR部分があり、そこがガイドにきちんと当たらなかったことが原因でした。

そこで一回目のフレームをばらして留切りをしなおしたところ、今度はうまくいってフレームを完成させることができました。

フレームの完成

フレームの完成

ただし一回目のフレームをばらして留め切りしなおした影響で、寸法がだいぶ小さくなってしまいました。そのため内側の段欠きは鑿とサンドペーパーで削って広げる必要がありました。

とりい
それは大変やったね~

そしていよいよ今回の宿題、ちぎり加工です。今回作成したフレームは厚みがあるので、それぞれの角にちぎりを二つずつ入れました。ちぎり材はパドックを使ってます。

アキュレットガイドでちぎり加工する

アキュレットガイドでちぎり加工する

アキュレットガイドとL字テーブルを使うことでスムーズに切り込みを入れることができましたが、溝の幅がちぎり材よりも広くて隙間ができてしまったので、ボンドで埋めました。

すぎた先生
アキュレットガイドを使うとき、最初はノコ刃スペーサーを入れましたか?

はい、入れました。

とりい
アキュレットガイドのネジの締めがゆるかったか、パドック材が反っていたのかもしれないですね
長い材だと場所によって厚みが違うことがありますからね
すぎた先生
とりい
今後も同じように幅が広くなるようであれば、最初に挟むノコ刃スペーサーに紙を一緒にはさんで使う方法もありますよ

さくやメモ

溝が広くなってしまうときにノコ刃スペーサーの厚みを調整するのは、以前教わったあられ組のところでノコ刃スペーサーにテープを貼ったのと同じ原理です。

ノコ刃スペーサーと一緒に紙を挟んでも良いですが、ノコ刃スペーサーにビニールテープや養生テープを1~2枚程度貼ってもOKです。

過去記事
ノコギリ木工によるあられ組み
第八回zoom道場レポート ~ノコギリ木工によるあられ組みの方法と実演

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最後にカンナで仕上げます。

パドックのちぎり材を入れてカンナで仕上げる

パドックのちぎり材を入れてカンナで仕上げる

こちらが完成したものになります。

村田フレームの完成

村田フレームの完成

とりい
素晴らしい!
村田さんの努力のたまものですよ
すぎた先生

めっちゃ時間がかかりましたけれども(笑)ここまでできるようになりました。

とりい
仕上がりもさることながら、うまくいかなかったときに反省を踏まえながら何度も挑戦されて、最終的に成功までもっていった胆力が素晴らしいと思いました

最後なので、成長を見てもらおうと思って頑張りました。

最初は材をまっすぐ切ることもできなかったのに、今回はこのようなフレームを作れるようになりました。本当にいろんなことが勉強になりました。

先生への感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!

今後もちょこっとずつでも時間を見つけて、続けていきたいと思います。

ケイタ

家にあった12mm厚の木材を使いました。

前回と同じように、直角ガイドを応用した方法で留め加工します。

直角ガイドを使った方法で留め切りをしました

直角ガイドを使った方法で留め切りをしました

前回と同じ作業なので、すんなり留め加工できました。

とりい
すんなり留め加工できるって、すごいことですよ
留め加工できました

留め加工できました

段欠きガイドを使って、溝を作っておきます。

段欠きガイドを使って溝加工をしました

段欠きガイドを使って溝加工をしました

前回はマスキングテープを使って接着することでうまくいきましたので、今回も同じ方法を使いました。

マスキングテープで固定しながら接着しました

マスキングテープで固定しながら接着しました

出来上がりは写真の通りです。

留継ぎの枠ができました

留継ぎの枠ができました

ここからがちぎり加工ですが、ちぎりに使う良い材がなかなか手に入りませんでした。

ホームセンターで5mmアガチス材を手に入れましたが、12mmの材に5mmの契りを入れるのでギリギリかなと思いました。

ちぎりの溝を掘っていきますが、まずは新型縦挽きガイドを使ってやってみました。

新型縦引きガイドを使って溝を掘ってみました

新型縦引きガイドを使って溝を掘ってみました

ですが、上の写真のようにアガチス材を挟む部分と枠をクランプする部分が悪かったのか、うまく溝の切り込みを入れることができませんでした。

うまく切り込みを入れられなかった

うまく切り込みを入れられなかった

さくやメモ

二つ上の写真をあらためて見て気づきましたが、縦挽きガイドのマグネット部が傾いているような気がします。アガチス材を挟むとき、もっと下まで差し込んでからボルトを締め込むようにして、マグネット部が傾かないように気を付けるとよかったかのもしれません。

幸いにも内側寄りに切り込みが寄っているので、糸鋸と鑿で修正しました。

糸鋸と鑿で修正しました

糸鋸と鑿で修正しました

何とか修正できました

何とか修正できました

同じ失敗をしないために、L字テーブルを作ることにしました。

L字テーブルを作成しました

L字テーブルを作成しました

アキュレットガイドとL字テーブルを使ってちぎり加工しましたが、ここでも問題が起こりました。

L字テーブルのフェンスに使った材が4mmで厚みがあったので、思った通りの位置にノコギリを入れることができませんでした。

とりい
アイスの棒みたいな薄い材がよかったかもやね

結果として、溝の位置が前面に寄ってしまいました。

フェンスに使った材が厚みがあったので、溝がずれてしまった

フェンスに使った材が厚みがあったので、溝がずれてしまった

それでも、板が割れることなく溝を掘ることができました。

ちぎりの溝加工ができました

ちぎりの溝加工ができました

アガチス材にボンドを付けて、溝に入れました。

アガチス材を差し込んだところ

アガチス材を差し込んだところ

すぎた先生
ここ、アガチス材の木目が縦向きになってますが、これを横向きにかえるとより丈夫になりますよ

そうなんですね。

すぎた先生
材の木目が留め切り方向と同じなので割れやすいんです
ああ、なるほど
とりい
私もそこまで意識してませんでした・・
さくや
隙間なくアガチス材が入りました

隙間なくアガチス材が入りました

さくや
ぴったり入っていい感じですね!

そうですね、ちょうどよかったです。

仕上げにカンナをかけてみると、アガチス材が金色に光っていい感じになりました。

アガチス材がいい感じに仕上がりました

アガチス材がいい感じに仕上がりました

とりい
そうそう、アガチスってカンナかけると光るよね

四隅を落として、角ばったデザインにしてみました。これで完成です。

角を落としたデザインで仕上げました

角を落としたデザインで仕上げました

完成です

完成です

とりい
おお~
みなさん頑張ってますね、よくここまで作ったなと思います。ただただ感謝です
すぎた先生

本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。

僕も始めたばかりの頃はノコギリだけで何かを作ろうと考えたことがなくて、電動工具を使って作るのが基本でした。

ノコギリで木材をまっすぐ切るとか、カンナできれいに仕上げるということができなかったので、そういう基本的なところから習得できました。

その後は段欠きとか、包み継ぎとか、留め切りとか。最初はできなかったんですけども、やっていくうちに上達するのがわかって、すごい楽しいなぁと思いながら一年間続けることができました。

すぎた先生
それはよかったです。ありがとうございます

さくや

エゾ松で賞状入れを作りました。

留め切りガイドを使って45度に切ります。

留め切りガイドを使ってエゾ松を切りました

留め切りガイドを使ってエゾ松を切りました

裏に段欠きをしておきます。

裏に段欠きをして形になりました

裏に段欠きをしました

内側だけ先にカンナをかけておき、接着しました。

接着しました

接着しました

真ん中に写っているのは、ちぎり材として使う予定のウォルナットのハガキ材です。

さくやメモ

ケイタさんも苦労していましたが、ちぎりに使う材料の選定と入手は、なかなかに難しい問題です。

3mm厚の材料を見つけるとちぎりに使いたくなりますが、普通は最も細い鑿でも幅3mmなので、3mmの溝は掘れないということに気づきます。

では4mm厚の材料を・・と捜してみても、ホームセンターで4mm厚の木材は滅多に見つかりません。

そういうわけで、5mmの材料に落ち着くことが多いです。5mm材であれば『木のハガキ』として販売されているものが利用できます。

蛇足ですが、5mmMDF材(100均)をちぎりにするとマットな仕上がりで意外にオシャレです。

ちぎり加工をするにあたって、まずはL字テーブルを作りました。フェンスの部分はアイスの棒です。

L字テーブルを作りました

L字テーブルを作りました

L字テーブルを作ったとき、一つ失敗してしまいました。最初に開けたボルトの穴が内側すぎてアイスの棒と重なってしまったので、外側にもう一度穴を空け直しています。

こちらがL字テーブルを実際に使っているところの写真です。

アキュレットガイドとL字テーブルを使っているところ

アキュレットガイドとL字テーブルを使っているところ

さくやメモ

私はリビングのカーペットの上のテーブルで木工作業をしているので、木くずを下に落とすのがNGです。ためしに掃除機で集塵しながらノコギリを使ってみたら、木くずが落ちることがなくて快適でした!

切り込みの間を糸鋸で切り取って、鑿で内側を仕上げます。

鑿で仕上げました

鑿で仕上げました

ちぎり材を入れて、接着しました。

ちぎり材を入れたところ

ちぎり材を入れたところ

ちぎり材を三角形に切ってから差し込んだので、留めの切断面とちぎり材の木目は45度ずれています。

すぎた先生
カンナがけしたときに、片方は木端に、もう片方は木口になるということですね

先ほどの村田さんと同じように、私も溝の幅が広くなってしまう傾向がありました。

溝の幅が広くなってしまう

溝の幅が広くなってしまう

とりい
毎回そうなるのなら、アキュレットガイドの断面が垂直でなかったのかもしれないですね
ノコ刃スペーサーをはさむときは、どのように挟んでますか?
すぎた先生

写真のようにはさんでいます。

アキュレットガイドにノコ刃スペーサーを挟んでいる様子

アキュレットガイドにノコ刃スペーサーをはさんでいる様子

とりい
ノコ刃スペーサーが全ネジより下まで差し込まれていないのなら、これが原因かもしれないね

スペーサーに切り込みを入れて、下まで落とした方がいいのでしょうか。

それか、スペーサーの幅を短くして下まで落とす方法もありますし、T字型にしてアキュレットガイドでまんべんなく挟むのもいいですね
すぎた先生

ノコ刃を金切りハサミで切ると、わずかに歪みが出てしまい誤差になりそうで怖いんですよね。

とりい
確かに、悩ましいとこやね
スペーサーを2枚作ってはさむのもいいと思います
すぎた先生

もう一つ課題がありましてボンドで接着してカンナをかけた後に、写真の赤丸の部分に隙間が空いてしまいます。

ボンドが乾いた後に隙間ができてしまう

ボンドが乾いた後に隙間ができてしまう

接着するときに、ちぎり材が浮いてきているのかなと思いました。

さくやメモ

ちぎり材の後ろに隙間が空く原因はまだわかっていませんが、溝の幅が広いためにちぎり材がボンドで滑って動いてしまったのかなと思っています。溝をキツめにすれば改善するかもしれません。

完成したものがこちらになります。

さくや完成

さくや完成

とりい
さくやさんこの一年間どうでしたか?

この一年間いろんなことに挑戦させていただいて、本当に道場という名にふさわしい修業ができたと思います。

先生の書籍は以前から持っていたのですが、治具を自分で作るということはしていませんでした。Zoom道場が無かったら、本を読むだけで終わっていたんじゃないかなという気がします。

一年間課題をいただきつつ自分の手を動かして身に付けることができたのは、本当に道場のおかげだなと思っています。

あともう一つ、参加者の皆様と情報交換しながら、切磋琢磨できたのがすごくよかったです。

杉田式ノコギリ木工と一言で言っても、みんなやり方が違ったり、こだわりがあったりして、とても参考になりました。

とりい
さくやさんは一年間、このレポートのクオリティを落とすことなく最後まで書き続けてくれました。ありがとうございました!
こちらこそ読んでいただきありがとうございました!
さくや

金内

まず、アキュレットガイドとL字テーブルを作りました。

アキュレットガイドの作成

アキュレットガイドの作成

すぎた先生
アキュレットガイドを作成するときは、こちらの写真のように木目の向きをネジに対して直角にするとネジ穴が緩みにくいんですよ
なるほど、木目とネジが平行だと効きにくいんですね。
さくや
L字テーブルの作成

L字テーブルの作成

前の課題の時に作成したフレームに、パオロッサ材でちぎりを入れます。

ちぎりを入れるフレームとパオロッサ材

ちぎりを入れるフレームとパオロッサ材

ストッパー付き物差しで切り込み位置に印をつけ、アキュレットガイドとL字テーブルにセットしました。

アキュレットガイドとL字テーブルをセットする

アキュレットガイドとL字テーブルをセットする

すぎた先生
L字テーブルが大きいんですね
テーブルが大きいと、こういうクランプの仕方ができるんやね
とりい

切り込みを入れます。

切り込みを入れているところ

切り込みを入れているところ

上の写真の奥の方に写っているのがノコ刃スペーサーですが、0.6mm厚のトタンをホームセンターで買ってきて、糸鋸で加工しました。

とりい
いいもの見つけてきましたね!

不要なちぎりを切り落とし、カンナで仕上げます。

が、その時にちぎり材が一部欠けてしまったので、削った粉で埋めました。

カンナで仕上げました

カンナで仕上げました

完成したものがこちらです。

金内完成

金内完成

とりい
節の所も含めて、きれいにカンナかけられてますね。節の部分は難しいんですよ

カンナは研ぎたてなんで(笑)今回はアキュレットガイドの作成とカンナの研ぎを頑張りました。

とりい
金内さんこの一年間どうでしたか?

先生に色々と教えていただいて、本当に感謝しています。

自己流でいろんなものを作ってみたりしていたのですが、やっぱり精度が出ない、思ったようにいかないというジレンマがありました。

直角の出し方、ノコギリでまっすぐ切る方法、ブレない固定の仕方など、かゆいところに手が届く工夫がZoom道場にはちりばめられていて、おかげできれいに作れるようになってきたかなという実感を感じることができました。

プライベートでもいろいろと作ったりしているんですけども、Zoom道場を続けていく中で道具も増えてきて、できることが増えていったり、うまく作れるようになっていったのが嬉しいなと思いました。

いつも時間が無いと言いながら前日にやったりしていたのですが、月に一回という機会を与えていただくことで自分を鍛えることにつながったのかなと思います。

本当にありがとうございました。

すぎた先生
皆さんが上達していることを実感できているというのが嬉しいです

ichiro ota

無垢のパイン材でフレームを作り、ちぎり加工しました。

留め切りガイドで45度にカットし、段欠きガイドを使って段欠きをします。

段欠きガイドで段欠きしました

段欠きガイドで段欠きしました

今まで苦労していたところなので、新品のノコ刃を使い慎重に加工し、うまくできました。

綺麗に段欠きできました

綺麗に段欠きできました

ボンドを付けて、ベルトクランプで圧をかけました。

いい感じにフレームができました

いい感じにフレームができました

L字に組んだ板にアキュレットガイドを付けて切り込みを入れました。

ちぎりを入れるところに切り込みを入れます

ちぎりを入れるところに切り込みを入れます

ボンドを塗ってちぎりを入れます。

ちぎりを入れたところ

ちぎりを入れたところ

完成です。

ichiro ota完成

ichiro ota完成

留め継ぎの部分で、一か所だけ段差ができてしまいました。接着するときにずれてしまったのだと思います。

一か所段差ができてしまった

一か所段差ができてしまった

とりい
ここはカンナで修正すれば大丈夫ですね

シンプルな仕上がりですが、納得のいく精度が出せたと思います。

すぎた先生
それは良かったです
この一年いかがでしたか?
とりい

これまでの課題の中で、実は手の止まってしまう加工がありました。それは『溝の加工』です。たとえば箱の外側の枠の内側に掘る溝です。

追い入れ継ぎの溝の部分ね
とりい

これいったいどうやればうまくいくんだろう・・となってしまって。深さを一定にする加工とか、長い縦方向をまっすぐに加工するとか、いままでに無い加工で手が止まってしまいました。

横着してトリマーでさっと加工しようかと思ったこともありましたが、電動工具を使ってしまうと意味ないなと思って。手加工でできる方法を自分なりに考えました。

ルータープレーンを持っていなかったのですが、毛引きをルータープレーンのように使えば加工できるということに気づいて、道具を工夫して使えばできるもんなんやなぁと気づくことができました。

今回の留め切りや段欠きについても、納得のいく加工を身に付けることができたので、この一年間無駄ではなかったと思うことができました。

いろんなことを教えていただいて、ありがとうございました。

すぎた先生
最後の作品はすごいですね!すっきりした仕上がりで立派です

とりい

前回作成したあほう留めのフレームにちぎり加工をしました。

こちらの写真、ここは丹波年輪の里という場所ですが、これだけの設備で利用料が一日100円という素晴らしい施設です。

兵庫県立年輪の里で作業してきました

丹波年輪の里で作業してきました

まず新型縦挽きガイドを使って切りこみを入れます。ノコ刃スペーサーをはさんだ状態で切った後、ちぎり材の端材をはさんで切り込みを入れます。

新型縦切りガイドで切り込みを入れました

新型縦切りガイドで切り込みを入れました

ちぎりの接着が終わったら、はみ出ている部分を切り落とします。

はみ出た部分を切り落とす

はみ出た部分を切り落とす

できました。

とりい完成

ちぎりが入りました

最後、カンナで仕上げます。

カンナで仕上げる

カンナで仕上げる

枠の下にサシガネを挟んでいるのは、この部分が逆目ぼれを起こしそうになったので、その部分だけをカンナで削るために盛り上げています。

今回は、枠に入れるマット紙を45度に削るためにマットカッターを使いました。

マットを作るためのマットカッター

マットを作るためのマットカッター

マットカッターを使うと、マット紙を裏から切ってきれいに45度に仕上げることができます。

マット紙の裏を切っていく

マット紙の裏を切っていく

45度に切ることができる

45度に切ることができる

さくやメモ

額の内側に入れる厚紙の台紙を『マット紙』と呼びます。このマット紙は厚さが数mmあるかなり厚めの紙で、額縁様に加工する場合は厚紙の内側の縁を斜め45度にカットする必要があります。

もちろんフリーハンドでは非常に難しい加工なので、専用のカッターがあるというわけです。

完成しました。

とりい完成

とりい完成

次に、アキュレットガイドでちぎりを入れる方法を実践しました。

まず、L字テーブルを作成しました。

L字テーブルを作成しているところ

L字テーブルを作成しているところ

L字テーブルを使ったちぎり加工の良い所は、奥行きのある箱でもちぎりを入れられる所だと考えました。そこで大留め削り台を使って、大留めの箱を作成しました。

大留め台

大留め削り台

こちらの大留め削り台は自作したものです。両側の板できちんと45度が出ていることが大事です。ノコギリ加工でも使えるように、カンナを滑らせるためのレールは付けていません。

大留め削り台で大留め加工しています

大留め削り台で大留め加工しています

ノコギリで45度に切り、カンナで削って細かく調整します。材が加工できたら接着します。

大留め継ぎの箱を接着しているところ

大留め継ぎの箱を接着しているところ

こちらの大留め継ぎの箱にちぎり加工します。

先ほど作成したL字テーブルとアキュレットガイド、そして箱を下の写真のようにクランプしました。

L字テーブル、アキュレットガイド、箱をこのようにクランプしました

L字テーブル、アキュレットガイド、箱をこのようにクランプしました

L字テーブルに留め具をつけずクランプを使っている理由は、コンパクトに収納するためです。また、L字ではなくコの字の形にして、テーブルにクランプできるようにしました。

この状態で切り込みを入れていきます。

最初の切り込みを入れたところ

最初の切り込みを入れたところ

この方法だと、縦挽きガイドを使った方法と違って、遠い場所まで切り込みを入れることができます。

途中で箱をひっくり返して切り込みを入れていきます。

遠い位置まで切り込みを入れることができる

遠い位置まで切り込みを入れることができる

さくや
写真の黄色いマスキングテープは何のために貼ってあるんですか?

今回使用している材がシナ合板なので、できるだけ鉛筆線を書きたくなかったからです。ここまで切り込みを入れるという目印として貼ってあります。

さくやメモ

シナ合板の表面はやわらかいので、鉛筆などで線を書くと、消しゴムでも消せなかったり跡が残ったりします。それを消そうとカンナで削るとシナ部分が無くなってしまったりします。そういう事情があるので、仕上がりを気にするときにマスキングテープを墨線代わりにするのは有効です。

鑿で溝を掘り、ちぎり材を接着します。

ちぎり材を接着します

ちぎり材を接着します

とりい
あらためて見ると、ちぎり材の木目が縦方向の向きに入ってますね。気を付けます

ちぎりの余った部分を切り落として、出来上がったものを半分に切り分けました。

半分に切り分けました

半分に切り分けました

さらに片方から蓋を切り出したいので、薄く切り分けました。

薄く切り分けて三段目を作りました

薄く切り分けて三段目を作りました

三段目ができました

三段目ができました

この部分は蓋になるので、天板を接着します。

蓋の部分だけで圧をかけて接着してもよかったのですが、三段まとめて圧をかけました。

三段目に板を接着する

三段目に板を接着する

次に、底板の段差材を大留め削り台で削って作ります。厚さ10mm程の材を45度に削っています。

底板の段差材を大留め台で削って作る

底板の段差材を大留め削り台で作る

段差材を作ったら、底板を落とし込みます。

底板を付けました

底板を付けました

さらに、付け印籠も作成しました。端を大留め加工して、箱に差し込んでいます。

付け印籠を作りました

付け印籠を作りました

こうして重箱ができました。

材料にシナベニヤ板を使ってますが、丁寧に作れば良い出来になると感じました。

重箱の完成

重箱の完成

今回は、箱の端から遠い場所にちぎりを入れることができたのが一番の収穫だと思います。

zoom道場では大留め加工は触れませんでしたが、両側にある板を45度に切ることができるのであれば大留削り台を作ることができます。付け印籠を大留削りで作るくらいであれば十分に使えるはずです。

いま皆さんの手元にある道具と材料で作ることができるので、ぜひみなさんにも挑戦してほしいと思い、紹介させていただきました。

最後に、zoom道場のおかげで毎月明確な目標をもって取り組むことができたというのが大きな収穫でした。先生と皆さんへの感謝でいっぱいです。

その上で、Zoom道場を始める前から、今になってもなおまだ答えを見いだせていないテーマがあります。

皆さんご存じないかもしれないのですけど、実はとりいってDIYが大好きなんですよ。

さくや
・・知ってますけど?(笑

こういう講座とDIYerの関りって、考えれば考えるほど難しいんです。

DIYerは、自分のやりたいことを、自分のやりたいように、やりたいペースでやっていくじゃないですか。

それが、たとえばカルチャー教室やお店のワークショップでは、『はいこれやりますよーできましたかーはいできましたねー』というノリなわけです。

その二つは、どちらもやっていることは『モノづくり』です。やっていることは同じなんですが、実は根っこに流れているものが全く相容れないんじゃないかと思ったりもします。

それじゃぁ、DIYerが新しい技術を勉強しようと思ったときにどうすればよいのか。

・・何が言いたいかというと。

もし、このZoom道場で一年間学んだことを、私たちの今後のDIYライフに活かしていくことができるのであれば。この一年間のZoom道場に意味があったと言えるんじゃないかと思います。

皆さんに続ける意欲さえあれば、続けられるだけの十分な技術はあるはずです。ぜひ、今後の皆さんのDIYライフに活かしていっていただければいいなと思います。

先生から

まず、Zoom道場を12回続けて、皆さんのプレゼン力が相当上達したと思います。

写真の撮り方とか、作りながら『ここでこういう説明をするからこういうカットが必要だろう』ということを考えながら、発表につなげていくわけです。

プレゼンとは、自分の伝えたいことをできるだけ正確に伝えるということです。伝えたいことが10あるなら、2とか3とかではなくて、10伝えたい。その方法がプレゼンで、それがとても上達したんじゃないかなと思います。

今後は色々な場所で人に説明する機会が多々あると思いますが、その時にちょこっと写真を加えるなど、このZoom道場で身に付けたプレゼン力を活かしてください。

とりい
いい勉強をさせてもらいました

今回はアキュレットガイドを使ってちぎりを入れる方法でしたが、アキュレットガイドはもともと溝幅を楽に決めるための道具です。十字の相欠き継ぎや追い入れ継ぎにも使えますので、フル活用してほしいと思います。

そして木工を続けていると、『ちょっと値が張るけれども次の道具が欲しいなぁ』という気持ちがわいてくることがあります。

それは、みなさん自身の技術が上がっている証拠です。技術が上がっているから、道具が欲しくなるんだと思います。

そういうときは、お金をためて、道具を買う、そしてその道具を使うというのが大切だと思います。ぜひ道具を手に入れて使ってみてください。

この一年で学んだことを忘れずに、これからも手を動かしつづけてください。

身の回りのものを作ったり、作ったものを売ったりするのも、張り合いになっていいと思います。

ぜひ、この技術を続けていってほしいと切に願っております。

以上です。

先生の期待に応えていきたいと思います。また縁があって会うことがあれば、またぜひよろしくお願いします!
とりい
すぎた先生
またお会いできるのを楽しみにしています
(参加者一同)杉田先生、一年間ほんとうにありがとうございました!
とりい

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イラストと初心者向けのDIY担当。ココナラとスキルクラウドにてイラスト作成依頼を受け付けています。ブログをイラストで盛り上げ中。編み物を含めた裁縫全般の記事も書いてます。競技かるたもやってますので、「さくやこのはな」の歌はとてもなじみ深いです。

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