Zoom道場

第八回zoom道場レポート ~ノコギリ木工によるあられ組みの方法と実演

ノコギリ木工によるあられ組み

2021年2月27日(土) 20:00~22:00に行われた『第八回Zoom道場』のレポートです。

参加者は下記の方々でした。(敬称略)
杉田、鳥井、村田、金内、ケイタ、ichiro ota、さくや

 

Zoom道場が始まって半年が過ぎました。前回は引き出し作成で皆さん苦労しましたが、今回は宿題無しでリフレッシュできたのではないかと思います。

今回はいよいよ『あられ組み』に挑戦です。

すぎた先生
zoom道場を始めて半年であられ組に挑戦できるのはすごいことですよ
本当にそう思います

さくや

今回は、さくやが杉田先生の工房を訪れて直接指導してもらいます。それでは、道場初のタンデム実演を見ていきましょう!

あられ組みとは

実演を始める前に、まずは『あられ組み』について簡単に説明しましょう。

こちらのあられ組みの写真を見てください。

あられ組みの基本

あられ組みの基本

これがあられ組みの基本です。Aが長い方、つまり長手板(ながていた)です。Bは短い方、妻手板(つまていた)です。

長手板と妻手板を組むわけですが、このとき長手板の方は赤い矢印が指しているように上下が出っ張ってます。反対に妻手板は上下が引っ込んでます。あられ組みはこういう風に作るのが一般的です。

すぎた先生
見た目をかっこよく見せるためと言われていますが、確かなことはわかりません

あられ組みをノコギリ木工で作成するときは、テールガイドと呼ばれる道具を使用します。これは木材の木口を直角に切り込んでいくためのもので、作り方は後で説明します。

テールガイド

テールガイド

さくやメモ

従来の木工であられ組をするのであれば、鉛筆かシラガキで罫書いて、罫書き線に合わせて胴付鋸などで切り込んでいきます。このとき目視で切り込み位置を調整するのですが、よほど熟練しない限り安定した加工ができません。

そこで杉田式ノコギリ木工では各種ガイドを使用し、目視に一切頼らずに加工していきます。

それともう一つ必要になるものが刃付きノコ刃スペーサーです。これは短く切ったノコギリの先端に片刃の刃を付けたものです。

すぎた先生
サンドペーパーでノコ刃を一方向に研ぎ続けると刃ができます
サンドペーパーの番手は何番くらいをつかえばいいですか?

さくや

すぎた先生
100番くらいからはじめれば大丈夫です
刃付きノコ刃スペーサー

刃付きノコ刃スペーサー

刃付きノコ刃スペーサーは、使用するノコギリと同じ厚さで作ります。今回使用するノコギリは0.6mm厚のα265アサリ無しノコギリですので、同じ厚さのパイプソーHIフラット225を加工して自作します。パイプソーの先端を切り落としたら刃を付けてください。

さくやメモ

ノコギリの刃は金切りバサミを使えば切ることができます。私は粂田ギムネ製作所の『ハイキル』という道具で切ることができました。ちなみに、先端を切り落とさず、長いまま使ったとしても使用上問題は無いと思います。

パイプソーフラット225とハイキル

パイプソーフラット225とハイキル

ハイキルを使えば、ノコ刃を切ることができる

ハイキルを使えば、ノコ刃を切ることができる

刃が付いたら、下の図のように刃がついてる方に×ついてない方に〇を書いてください。

刃付きノコ刃スペーサーの作り方

刃付きノコ刃スペーサーの作り方

さらに、×の方には薄いビニールテープを貼ります。ビニールテープの厚さが0.1~0.15mmなので、あられ組みのかみ合わせを調整するのにちょうどいい厚みになります。

さくやメモ

テープは何でもよいと思います。私は養生テープをよくつかいますが、1枚では薄いので2枚重ね貼りしています。

理論通り切っていくと少し緩めのかみ合わせのあられ組みになってしまうので、ビニールテープ分スペーサーを厚くすることで、きつめの仕上がりを目指します

とりい
昔これを作ったとき、ビニールテープを伸ばして貼ったら、あとでねじれができてしまったんですね。伸ばさずに貼った方がいいですよ
では、ここで説明はいったん終わって、実際にさくやさんに加工してもらいましょう

すぎた先生

あられ組み~さくや実践

すぎた先生
今回はタンデム実演なので、私がカメラをもって撮影しましょう
これが二人体制の醍醐味ですね!

さくや

こちらが材料の木材になります。向かって左側の長い方が長手板、右の短いほうが妻手板ですね。

材料の木材~左長手板、右妻手板

材料の木材~左長手板、右妻手板

すぎた先生
板の下側に私が加工したアリ組みがありますが、気にしないでください(笑
上側の、未加工の部分にあられ組みをしていきます

さくや

ベースラインをけがく

まず初めに、ノギスで板の厚さを測って毛引きにうつします。

ノギスで板の厚さを測る

ノギスで板の厚さを測る

毛引きの刃をノギスの段差に合わせて固定する

毛引きの刃をノギスの段差に合わせて固定する

今日はさくやさんが持参した毛引きを使いましたが、私は普段はホイールマーカーを使います。

ホイールマーカー

ホイールマーカー

さくやメモ

先生が使っているのはこちらですね(厳密には、先生の道具の後継機)。これから購入を検討する方は、毛引きの代わりにこちらでも良いと思います。

https://www.off.co.jp/item/T_2730.html

次いで、毛引きを使って材料にベースラインを引きます。長手板は表面と裏面妻手板はぐるりと一周ベースラインを引きましょう。

長手板は表と裏に線を引く

長手板は表と裏に線を引く

妻手板は一周線を引く

妻手板は一周線を引く

さくや
これは軽くでいんですか?深めが良い?
このベースラインに鑿の刃先をのせますので、しっかり溝を掘る感じでいいと思います。溝の位置が分かりにくい場合は、鉛筆でなぞっておくといいですよ。

すぎた先生
鉛筆で線をなぞると分かりやすい

鉛筆で線をなぞると分かりやすい

すぎた先生
毛引きは、最初の一回目は軽く引いてください。木目の影響を受けずにまっすぐひけます。2回目以降から少しずつ強くしていきます

5分割の墨付け

今回実演するのは5枚組継ぎ、つまり材料の幅を5分割して行います。分割数は奇数分割がいいです。そうしないと長手板の両端が出っ張らなくなってしまいます。

材料の基準面を下にして、表面が外側に来るように二枚合わせます。

板を二枚合わせる

板を二枚合わせる

木口をそろえて二枚いっしょにクランプします。

木口面をそろえてクランプ

木口面をそろえてクランプ

そのままベンチバイスに挟んで材の幅を測ります。

ベンチバイスに挟んで板の幅を測る

ベンチバイスに挟んで板の幅を測る

さくや
板の幅は140mmですね
ではこれを5分割してください

すぎた先生

さくや
5分割すると28mmです

ストッパー付き物差しを28mmにセットして、両端から28mmの所に線を引きます。

5分割した長さで両端から線を引く

5分割した長さで両端から線を引く

次は28mmの倍の距離に線を引くので、物差しを56mmにセットして線を引きます。

次は倍の長さで線を引く

次は倍の長さで線を引く

5分割できました

5分割できました

ここで〇×を入れておきましょう。

さくや
長手板の両端が〇になるんですね
妻手板はその反対になります

すぎた先生
〇×を書く

〇×を書く

刃付きノコ刃スペーサーとテールガイドの使い方

ここで実践を進める前に、刃付きノコ刃スペーサーテールガイドの使い方を説明しておきます。


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イラストと初心者向けのDIY担当。ココナラとスキルクラウドにてイラスト作成依頼を受け付けています。ブログをイラストで盛り上げ中。編み物を含めた裁縫全般の記事も書いてます。競技かるたもやってますので、「さくやこのはな」の歌はとてもなじみ深いです。

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