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第四回zoom道場レポート ~木材を45度で切るための留め切りガイドの作り方

これが留め切りガイド

参加者(敬称略):杉田、鳥井、村田、金内、ケイタ、ichiro ota、藤田、逆瀬川、さくや

日時:2020年10月24日(土)20:00~22:00

第四回Zoom道場は、『木材を45度で切るための留め切りガイドの作り方』を紹介します。

Zoom道場とは

Zoom道場とは、2020年7月~2021年6月にかけてZoomを利用して行われたオンライン木工塾です。

講師は『超画期的木工テクニック集』『杉田式ノコギリ木工のすべて』を執筆した杉田豊久氏で、講師の指導の下、課題に対して各自が一か月かけてチャレンジし、翌月にその結果を報告して講師の講評をいただくという形式で行われました。

留め切りガイドは難しい仕組みではないものの、問題となるのは45度の精度をどうやって出すかです。留め切りで額縁など作るとき、ほんのわずかでも誤差があると額縁をきれいに作ることができません。

これが留め切りガイド

これが留め切りガイド

留め切りガイドの誤差は鉋で微調整することもできますが、それはなかなか難しいです。今回紹介するのは鉋を使わずに45度を出す方法で、もしずれてしまった場合の微調整の方法についても説明します。

この方法と第三回Zoom道場で紹介した段欠きガイドを使うと、写真のような平留継ぎのフォトフレームをノコギリで作れるようになります。

平留継ぎのフォトフレーム

平留継ぎのフォトフレーム

45度で木材をカットする方法を身につけると留め型相欠き継ぎもできるようになり、木工の世界が広がりますよ。

それでは、留め切りガイドの説明の前に、前回の宿題『段欠きガイドの作成と、段欠きガイドを利用した作品づくり』の実践報告を、参加者それぞれに発表していただきましょう。

宿題発表 ~段欠きガイドの作成と、段欠きガイドを利用した作品づくり

さくや

15mmのMDFで段欠きガイドを作成しました。

ポイントはビスを打つ前の下穴。これをあけておかないとビスを打つときにMDFが割れてしまう可能性があります。

MDFの下穴

MDFの下穴

もう一つは座ぐりですね。ビスが飛び出すと鋸刃スペーサーに当たってしまうことがあるのでしっかりあけました。

座ぐり穴

座ぐり穴

段欠きガイドを使って、本印籠の箱を作ってみました。

材料は杉の貫板で、箱と蓋にするために縦に切り分けてカンナを使って整えました。

本印籠の箱材料

本印籠の箱の材料

本印籠は初めてのことなので、しっかりと印をつけました。

初めてなので、しっかり印をつけました

初めてなので、しっかり印をつけました

とりい
空間認識能力がためされるよね

蓋と身で鋸刃スペーサーをどこに入れるべきかも、ややこしいので図を描いて理解しながら作成しました。

印籠部分はあえて鋸刃スペーサーを使うことなく切り出しています。これはあえて鋸刃分の誤差(隙間)を残して、完成後の箱のゆがみに対して余裕を持たせるためです。

さくや
今回は加工精度が悪いことを見越しての作成方法です
鋸刃スペーサーをどこにいれるべきか

どの位置にノコギリを入れるべきかを整理

さくやメモ

包み継ぎと本印籠を同時に作ろうとする場合、包み継ぎの深さ、本印籠の幅をどの程度にするかが問題になります。

今回の場合は、包み継ぎの深さと本印籠の幅を同じしました。こうすることで設計が簡単になり、スペーサーを使いまわすことができるので作業性がよくなり、精度も上がります。

ただし一か所だけ、ノコ刃の厚さ分はみ出してしまう個所が出てきます(上の手書き設計図でもそれが表現されています)。そこはナイフで削って仕上げました。

アールのある鋸刃ストッパーをMDFで作成しました。私の場合、鋸刃ストッパーの取り付けはストッパー付きの直尺で三点ほど測って接着する方法をとっています。

縦引きガイドを使って包み継ぎを作り、段欠きガイドを使って段欠きしていきます。

この時、ノコギリのハンドルはストレートにしないとクランプに当たるので、パイプソーフラットのハンドルに付け替えて使いました。

パイプソーフラットのハンドル

パイプソーフラットのハンドル

あとは、段欠きガイドのスペーサーの幅が大事だと思いました。20mm以上の幅で作成すると、ノコギリのハンドルにぶつかってしまいます。

さくや
事前にとりいさんに教えてもらったおかげで助かりました!

段欠きでなかなか切れないのは、切りくずが排出されないでノコギリの目に詰まってしまうからではと思いました。そのたえ、こまめに切りくずを指で取り除いて段欠きしました。

とりい
ちなみに私は切りくずを払う専用のブラシを作業台に置いてあります
車の洗車機みたいにノコギリを通すと切りくずが排出されるものが欲しいですね~

すぎた先生
切りくずが排出されない

切りくずが排出されない

ストッパーを付けて段欠きをするとわずかに切れ残ってしまい切り離せませんでしたが、私はあえて残すようにしています。

さくや
深めに切り込むと、余計な部分に傷がついてしまうので‥
この辺が性格の違いなんだよね~(笑

とりい
切れ残ってしまう

切れ残ってしまう(わざとです)

切れ残った部分はストッパーを外したノコギリで切り分けて、入隅の部分は切り出しを使って仕上げました。

本印籠の加工が出来上がったら、ボンドを付けてLアングルと自作クランプで固定しました。対角線に紐をかけて、真ん中にスプーンを挟んでくるくる回すと角度調整ができるので、この方法で直角を作りました。

Lアングルとクランプで固定

Lアングルとクランプで固定

すぎた先生
接着の時は身と蓋は別々で接着したの?
そうです

さくや

すぎた先生
これね、この上に細い棒を渡してから蓋の部分も一緒に置いて、一緒に接着してクランプしてみたらどう?
あ~なるほど。そうすると二つの身と蓋の角度が一緒になるんですね!

さくや

天板と底板を付けて完成です。

ティッシュケースの完成

ティッシュケースの完成


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