Zoom道場

第三回zoom道場レポート ~段欠きガイドの作成方法と使い方

段欠きガイド

参加者(敬称略):杉田、鳥井、村田、金内、ケイタ、ichiro ota、藤田、さくや

日時:2020年9月26日(土)20:00~22:00

今回のZoom道場のテーマは『段欠きガイドの作り方と使い方』です。レポート最後には段書きガイドの作成レシピも掲載しています。

Zoom道場とは

Zoom道場とは、2020年7月~2021年6月にかけてZoomを利用して行われたオンライン木工塾です。

講師は『超画期的木工テクニック集』『杉田式ノコギリ木工のすべて』を執筆した杉田豊久氏で、講師の指導の下、課題に対して各自が一か月かけてチャレンジし、翌月にその結果を報告して講師の講評をいただくという形式で行われました。

木材の段欠きができるようになると、写真のように内側を一段落としたフォトフレームをノコギリで作成できるようになります。

フォトフレームの飾り加工

フォトフレームの飾り加工

また段欠きガイドを使えば本印籠の箱も作ることができるようになります。このように使い道がたくさんあり、とても便利なガイドです。

本印籠

本印籠

段欠きガイドの詳細については記事後半で紹介します。

まずは、前回の宿題『包み継ぎの箱 or トレーの作成』の発表を見ていきましょう。

宿題の発表 ~包み継ぎの箱・トレーの作成

さくや

今回はタモの板材でマスクケースを作成しました。

縦引きをして段欠きをし、材料をそろえて仮組をしました。ここでちょっと気になったのが、段欠きをするときに切り込みを入れすぎた部分です。

切り込みが気になる

切り込みが気になる

切り込みの入れすぎによる隙間

切り込みの入れすぎによる隙間

縦引きした後の横引きで切り落とすときに、フリーハンドで切るのでノコギリがオーバーランしまうことがありました。

すぎた先生
木の削り屑とヤマト糊(でんぷん糊)を混ぜたものをパテにして、穴を塞いでしまうのが良いんじゃないかな
でんぷん糊をつかう、そのココロは・・?

とりい

すぎた先生
木工ボンドを使うと、塗料がしみ込まないことがあるでしょう。ヤマト糊だとしみ込んでくれるんじゃないかと思って使ってます
水性塗料ならいいかもしれませんね。オイル系だとどうかわかりませんが・・

さくや

さくやメモ

でんぷん糊と塗料の話について、試しに塗装実験をしてみました。

SPF材にでんぷん糊(上)と木工ボンド(下)を塗り、完全に乾燥させた後で水性塗料(和信のポアーステイン)とオイルステイン(ワトコオイル)を塗布したところ、下の写真のような結果になりました。

でんぷん糊も木工ボンドも、塗料をはじくという意味では違いはないようです。残念。

塗装のことを考えるならば、はみ出した接着剤は水とブラシで丁寧に洗うのがよさそうですね。

でんぷん糊の塗装実験

でんぷん糊の塗装実験

箱の組み立てでは自作のクランプを使いました。

自作クランプ

さくや自作クランプ

底板を取り付ける材を平留め削りしてはめこみ、天板と底板を接着し、箱を切り分けて、印籠をはめ込んで出来上がりです。

さくやマスクケース

さくやマスクケース

今回の課題は、先程話したとおり横引きノコギリでオーバーランしてしまったこと、そしてもうひとつは裏側の受け桟の部分が大きくずれてしまったことです。

受けさんの部分

受け桟の部分

片方をはめ込むときにきつくしすぎると、もう片方の材が入らなくなります。すると、もう片方の材の方を短くするしかなくなりずれてしまうので、きつくしすぎるのもよくないと思いました。

すぎた先生
箱を切り分けたときは大変でしたか?
箱をクランプするのが難しかったですね。箱の大きさにもよるとは思いますが

さくや
箱の切り分け

箱の切り分け

ichiro ota

厚みが15mm、幅120mmくらいのメープルで作成しました。

ichiri ota 直角ガイド

ichiro ota 直角ガイド

今回は直角ガイドを木材材料の上に乗せて切りました。直角ガイドを現場で使うときには、こういうやり方で切ることがあります。

さくやメモ

この方法は私もよくやります。直角に切るだけであれば手軽で良い方法です。

ただしこの方法だと、長さストッパーを使えないというのが難点ですね。

現物合わせ

現物合わせ

段欠きの部分ですが、前回はスケールで寸法を測ったことで失敗してしまったので、今回は現物合わせで墨線を引いて、後で毛引きで拾っていくという方法に変えました。

縦引きから段欠きまで特に問題なく進みましたが、次の写真、左下の材を少し切りすぎてしまいました。

少し切りすぎた

少し切りすぎた

とりい
先ほどさくやさんもやってたやつですね
手持ちのクランプ

手持ちのクランプ

クランプも作りたかったのですが、時間が無かったので自前のクランプを使いました。

でも、ここは平行に押さえるクランプが必要だと思いました。このタイプのクランプを使うと本数が必要なことと、均一に力をかけるのが難しいですね。

やっぱりクランプが必要なことがわかりましたので、次回の宿題にしたいと思います。

Lアングル固定無しで切断

Lアングル固定無しで切断

箱を切り分けていくところですが、Lアングルを固定する方法が見つからず手で押さえて切ってみたところ、アングルがずれてしまいました。

アングルを使う方法は、幅の広い箱を切り分けるときに課題がありますね。切り分けるときに刃が浮いてしまって斜めに切ってしまうことがありました。

幅広の部分が斜めに切ってしまった

のこぎりの刃が浮いて、斜めに切ってしまった

すぎた先生
箱を切り分けるときにどうやって固定するかが重要だと思うのですが、天板と底板を取り付ける前の状態だとクランプしやすいのではないでしょうかね
板が厚ければいいのですが、板が薄いとノコギリを挽いたときに歪みそうな気がします・・

さくや

すぎた先生
ワークベンチの脚にクランプしてしまうとか。とにかく、ビビらないクランプ方法を考える必要がありますね
いずれにせよ、切断するときの固定が一つの大きなポイントですね

とりい

あと、Lアングルのガイドを当ててノコギリを引くときに、結構力が必要なんじゃないかと思いました。

とりい
私はシリコンスプレーを使ってますよ

僕もそれを使っているのですが、それでもキツイなぁと。

Lアングルは幅いくつの物を使ってますか?

さくや

幅30mmの物を使ってます。

幅が細い方が楽かもしれません。もちろん、精度も問題になってきますが

さくや

すぎた先生
20mmくらいがちょうどよいかもしれませんね。20mmだとノコギリの付け根にある金具が当たることもないですから

たしかに、金具が当たるのが気になってノコギリを右に反らしてしまうことがある気がします。


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DIYと木工と刃物研ぎとキャンプが趣味のシステムエンジニア。賃貸住宅のリビングでもできる『静かなDIY』をテーマにブログを運営しています。

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