さくや(@sakuyakonoha77)です。
Googleアドセンスでアカウントを作って以来、Googleアドセンス管理画面でads.txtについて警告が出続けていて気になっていました。

Googleアドセンスでads.txtに関する警告が・・!
この解消方法については Googleでヘルプが公開されていますので、その通りに対応すればいいはず・・なのですが、サーバー操作とか、ファイル操作とか、わからない方にとってはハードルが高いと思います。
そんな初心者向けに、サーバー操作と念のためのバックアップまで含めた対応方法を、丁寧にご紹介しますね。
こんな方におすすめ
- Googleアドセンスを利用しているが、ads.txtの警告が気になっている方
- WordPressを使っている方(はてななどは非対応)
- 対応したいけど、サーバー操作とかバックアップとかよくわからなくて心配な方
Google adsense からの ads.txt 警告に対処する方法
ads.txtに関する警告は、WordPressサーバーの決められた場所に「ads.txt」というファイルが存在しないことが原因となっています。つまり、決められた場所に「ads.txt」ファイルを置けばよいのです。
まずはそれがどこのことなのかを確認しましょう。
1.FTPソフトを導入
WordPressサーバーにFTPソフトで接続して、ファイルを確認します。
もしWordpressを使っていてFTPソフトを使ったことがないのであれば、ぜひこの機会にFTPソフトを使ってみましょう。(既にFTPソフトを導入済みの方は、次の項目に進んでください。)

サルワカさんが詳しく解説してくれていますので、そのとおりに手順をなぞれば大丈夫です。
FTPソフトを使えるようになると、バックアップやファイル編集がとても楽になります。

2.Wordpressのルートフォルダを探す
次に、FTPソフト画面上でWordpressのルートフォルダを探します。ルートフォルダとは、ブログのドメイン名フォルダから掘り下げていって、初めて「index.php」と「.htaccess」が出てくるフォルダです。

ルートフォルダ
この図の場合は、「/sakuyakonoha.com/public_html」がルートフォルダになります。
このルートフォルダと、ルートフォルダにある「.htaccess」というファイルは、後で編集することになりますので覚えておいてください。
ads.txtファイルを作成する
1.どこでもいいので、「ads.txt」ファイルを作成する
デスクトップなどで大丈夫なので、「ads.txt」というファイルを作成します。

ads.txtファイルを作成
2.サクラエディタなどで、テキストファイルを開く
テキストファイルを編集していくのですが、保存する際に「文字コードセット(エンコード)」を指定して保存する必要があります。

Windowsのメモ帳ではこの指定ができませんので、文字コードセットが指定可能なテキストエディタを使ってファイルを開いてください。なにを使えばよいのかがわからなければ、フリーソフトの『サクラエディタ』がおすすめです。
サクラエディタ - ダウンロード > パッケージダウンロード > V2(Unicode版) > 最新版ダウンロード
とリンクをたどり、インストーラーをダウンロードしてインストールすればOKです。
3.ファイルの内容に、決められた文字列を記載する
上記で作成したテキストファイルをサクラエディタなどで開き、次の通りに記載します。
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
まずはコピー&ペーストでOKです。そして「pub-」の後0がつづいている部分、ここにGoogleアドセンスの「サイト運営者ID」を記載します。
「サイト運営者ID」は、次の手順で調べます。
- AdSense アカウントにログインします。
- [アカウント] をクリックします。
- [アカウント情報] セクションで [サイト運営者 ID] 欄を確認します。

サイト運営者IDの調べ方
「pub-」以降の数字を、先ほどのテキストファイルにコピー&ペーストします。
google.com, pub-1234567890123456, DIRECT, f08c47fec0942fa0
こんな感じになります。余計な改行が入らないように気を付けてください。編集できたらテキストファイルを保存するのですが、この時に注意です。
4.UTF-8(BOM無し)で保存する
保存する際に、必ず『名前を付けて保存』を選択してください。
そして、保存画面の下の方に文字コードセットの設定がありますので、「UTF-8」を選択し、BOMのチェックボックスにチェックが入っていないことを確認してください。

UTF-8 BOM無しで保存!

ads.txtファイルをサーバーにアップロード
作成したads.txtファイルを、先ほど確認したルートフォルダにアップロードします。


ads.txtを、ルートフォルダにドラッグ&ドロップ
ads.txtが正しく設置されたかチェック
ads.txtが正しく設置されたかチェックしてみましょう。DatasignというWebサイトを使います。
「チェック対象のads.txtのURLを入力してください。」という欄があるので、そこにブログのトップページURLを入力して「チェック」を押します。すると、「"ISO-8859-1" は誤った文字コードです。utf-8で作成してください。」というメッセージが出てくると思います。

UTF-8で作っているはずなのに、警告がでる

このメッセージのみでればOKですが、もし「BOM付き」に関する警告が出ていたら、ads.txtを作る際にBOM付きで保存してしまっています。サクラエディタなどを使って、BOM無しで保存してから再度試してください。
さて、このままではGoogleアドセンスで表示されていたads.txtの警告は解消しませんので、もうひと手間加えます。
.htaccessを編集
最初に触れた「.htaccess」ファイルを編集します。
.htaccessの編集は、十分に注意してください。関係のない部分を編集するとブログが動かなくなる可能性があります。
.htaccessのバックアップを作成
以下の手順で、バックアップをしっかりとりましょう。

サーバー上のファイルをダブルクリック
FileZillaで操作するのであれば、右下のサーバー上のファイルをダブルクリックするだけで、ローカル(自分のPC)にコピーされます。
コピーしたらローカルのフォルダを開いて、.htaccessファイルをコピーしておきます。

Ctrlを押しながら.htaccessをドラッグ&ドロップするだけ
.htaccessを編集
コピーできたら、「.htaccess」(バックアップではないほう)をサクラエディタなどで開きます。
.htaccessファイルの内容は、Wordpressテーマやプラグインによって変わりますが
# BEGIN WordPress
という文字列がどこかにあるはずなので、探してみてください。
その文字列を見つけたら、そのすぐ上に次の文字列を挿入します。
<Files ads.txt>
AddType "text/plain; charset=utf-8" .txt
</Files>

htaccessに追記する
このとき、全角文字が入らないように気を付けてください。ダブルクォーテーションマーク(")が全角(”)になっていないかも要注意です。全角文字が含まれていると正しく動作しません。

追記したら、ローカルでファイルを保存します。
.htaccessをサーバーにアップロード
ads.txtと同じ要領で、編集した.htaccessをサーバーのルートフォルダにアップロードします。もともと同名のファイルがあるので、上書き保存する形となります。

ads.txtが正しく設置されたかチェック
再び、ads.txtが正しく設置されたかをDatasignでチェックしてみましょう。
先ほど出ていた「"ISO-8859-1" は誤った文字コードです。utf-8で作成してください。」というメッセージが消えていれば成功です。

警告が消えていれば成功!
これで作業完了です。
Googleアドセンスに反映されるのは多少時間がかかるようなので、気長に待ってみてください。
お疲れさまでした!