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はじめてでも直感的に操作できるDIY設計ソフト 『caDIY3D』の使い方 ~実際の操作と注意点について

更新日:

コピペを使ってサクサク進めよう

さくやです。

前回に引き続き、caDIY3Dについて紹介します。

今回は私が作成した三段ベッドを例に、caDIY3Dを使えばどれだけ簡単に、どれだけ短時間で設計ができてしまうかをお見せしたいと思います。
あわせて、caDIY3Dならではの注意点についてもまとめます。

caDIY3Dの画面構成や特徴については下記記事にまとめていますので、まだ読んでいない方はぜひ参照してみてください。

これがCADの真骨頂!
はじめてでも直感的に使えるDIY設計ソフト 『caDIY3D』の紹介

かんたんに直感的に使えて、しかも無料ではじめることのできるDIY設計ソフト『caDIY3D』のご紹介です。設計、木取り図作成をものすごく!かんたんにしてくれるソフトです。DIY初心者の方にはもちろん、これまで苦労されてきたベテランの方にもおすすめです。

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こんな方におすすめ

  • caDIY3Dの具体的な操作を見てみたい方
  • caDIY3Dを使う上での注意点を知りたい方
  • 三段ベッドの具体的な寸法を知りたい方

まず最初に、三段ベッドのサイズを決めよう

ここでは、私が作成した三段ベッドを例に、寸法の決め方から実際の設計までの流れを説明します。

以前の設計記事では、ベッド設計の方針については説明したものの、具体的な寸法については記載していませんでした。

全体図
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caDIY3Dを使って設計するなら、具体的な寸法が決まっていないと不便なので、
ここで寸法を決めてしまいたいと思います。

部屋の寸法を測り、ベッドの位置と、およその大きさを決める

ベッドの設計に手を付けるとき、まずなにから手を付けましょうか?

人によってさまざまだとは思いますが、
私の場合、まずは部屋の寸法を測りました

さくや
だって、狭い賃貸住宅だし・・物理的に空間の制約があるんだからしかたないよね。。

これから作るベッドのサイズとして、
最大どこまで大きくできるのかを決めておく必要があります。

部屋の中には、ベッド以外にも様々な家具があるはずです。
部屋の形だって、直方体ではなく凸凹があるかもしれませんよね。
窓、ドア、クローゼットなどの邪魔にならないようにする必要もあります。

また、ベッドを置いたら当分動かしませんので
今後増えていく家具のことも考慮しておく必要があります。
賃貸住宅なら、ベッドの重さで床がへこまないかなども気を付けておいてください。

さくや
子供が三人いるといろいろ場所に困るんだよね・・子供机どうしよう。。

ベッドをどこに置くかを決めたら、
ベッドの高さ、長さ、幅をどの程度にするかを大まかに決めておきます。

どのマットレスを使うかを決める

次に決めるのは、どのマットレスを購入するか、です!

『え? 次そこなの!?』
と思われたかもしれませんが、私の場合はそこでした!
なぜかというと、マットレスの値段がバカにならないからです(切実

さくや
IKEAとかも行ってみたけど、安いマットレスって無いんだよ・・Amazonか、地元のホームセンターとかで買うことになるけど値段で選ぶとなると選択肢はほとんどなかった。

それに、買ってきたマットレスの大きさを変えることも難しいはずです。
マットレスの幅や長さはもちろん、マットレスの厚さも重要となってきます。

さくや
前回書いたけど、『手すりの高さはマットレスの上から20㎝必要』という基準があるからね。

なので必然的に、マットレスに合わせてベッドを設計することになります。

Amazonやホームセンターを調べてどのマットレスを購入するかを決めたら、いよいよcaDIY3Dを使った設計に入っていきます。

caDIY3Dを使って実際に設計図を作成

caDIY3D操作のコツ

caDIY3D操作のコツは、ただひとつです。

コピペ!
コピペ!
コピペ!

さくや
一つと言いながら三連呼してしまったw

文字通り、基本は『コピー&ペースト』の繰り返しです。
新しい材料を置くのは最初だけ
あとは『コピー&ペースト』でどんどん大きくしていくことがコツです。

まずは、棒を一本置く

まずは、床にSPF 2x4材を一本置きます。

すべてはこの一本から始まる・・!

すべてはこの一本から始まる・・!

次に、それをくるっと回転させて長さを調整します。

移動・回転・サイズ変更といった操作の切り替えは、
画面上で左クリック長押しで表示されるコントローラーで変更できます。

コントローラーを選択すると、青・赤・緑・黄色の三角コーンが表示されますので
それをマウスでクリックしたまま動かすことで調整できます。

長さ調整はマウスドラッグでもできますが、細かい調整が難しいので
長さについてはキーボードで入力したほうが簡単です。
三角コーン上にマウスを置き、数値を入力します。

長さ設定は、キーボード入力が楽

長さ設定は、キーボード入力が楽

なお、上記動画では回転させた木材が、半分地面にめり込んでいるのがわかるでしょうか。
床に置いた木材をその場で回転させたため、下半分が地下に埋まっています。

実はコレはあまりよくない状態で、放置すると後々苦労します。
改善するためには、材をいったん空中に持ち上げて、地面に落とす(画面下にあるボタンを長押しする)ことで修正できます。

さくや
地面に埋まっていたり、中途半端に空中に浮かんでいるとSnapなどがうまく機能しないことがある。そういう時は、いったん地面に落として地面上で揃えると楽だよ

一本置いたら、それをコピペする

木材を一本追加したら、
それをコピー&ペーストして次の一本を作ります。

コピー&ペーストはマウス操作でも可能ですが、
キーボードでCtrl + C(コピー)、Ctrl +V(ペースト)を使ったほうが早く操作できます。

複製した木材の大きさと向きを調整し、移動させて一本目にくっつけます。

最初の一本を複製して、次の一本にする

最初の一本を複製して、次の一本にする

caDIY3Dでは、部品を動かすと"Snap!"という文字が出て
角と角、角と辺、などがぴったりくっつくようになっています。
どこでSnapしているかは、画面上に小さく表示される○印で確認できます。

さくや
ときにはその機能が邪魔になることもあるんだけどね。。そういうときはShiftキーを押しながら動かすといいよ、Snap! が効かなくなるから

コピペと移動・回転・サイズ変更を繰り返す

あとはこれを繰り返すだけです。
キーボードも使ってサクサク進めます。

コピペを使ってサクサク進めよう

コピペを使ってサクサク進めよう

Snap! は角と角だけでなく部品のセンターにあわせることもできます
また、Snap! をうまく使って材料の長さを調整すれば
長さ計算が不要で自動調整してくれます。

さくや
Snapを利用した長さ調整はとても重要。自分で計算するとミスしやすいところだから、caDIY3Dに任せた方がいい!

ただし、妙な位置でSnapしていてサイズを間違えることもありますので、
どこでSnapさせているかは画面を拡大しつつ注意して確認したほうがいいです。

規則正しく並べるときは、整列させる

すのこのように、複数の部品を等間隔で並べたいときは
右上にある『整列』コマンドが便利です。

整列!前にならえ!

整列!前にならえ!

画面上ではきれいに並んでくれるので気持ちいいのですが、
実際に組み立てるときは間隔がわからなくなることがありますので注意ですね。

さくや
この場合は間隔は適当でも大丈夫だけどね

ある程度まとまってきたら、グループ化する

部品がある程度増えてきたら、グループ化をしておきましょう。
複数の部品をまとめて動かしたり、コピペできるようになります。

あとは応用です。ベッドの脚を作ってみます。

ベッドの一部をコピペして、その場で立てて脚を作り、
グループ化した床板を持ち上げて脚の上に乗せ、その後足を角に動かします。

ちょっとトリッキーな操作

ちょっとトリッキーな操作

さくや
Snapをうまく使うと、いろいろ面白いことができる。友達のりゅうばかさんは、先に寸法線を引き、寸法線にSnapさせるという作り方をしていて参考になる

なお、上の図のようにcaDIY3dでは部品を重ねたまま操作することもできます
部品と部品を組み合わせて切り欠き加工をする場合は、
意図的に重ねてから、重複部分をカットすることになりますね。

重なった部品には要注意

この重ねたまま置くことができる仕様は便利な時もある一方で、
この機能のおかげで苦労することもあるので要注意です。

たとえば、コピーしてその場でペーストした場合、
もともとある部品と重なって配置されますので見た目では区別ができません。
設計図上は見えない(重なっている)のに、木取り図上では部品が多くなるということにもなってしまいますので、
ペーストしたらすぐに動かすクセを付けておくといいと思います。

もし重なった部品を見失ってしまった場合は、
『操作』メニューの中にある『重なりを確認する』という機能を使いましょう。
簡単に見つけることができます。

また、部品と部品が微妙に重なってしまった場合は面倒です。
その重なりに気づかないと設計の誤差につながりますので、
あとから修正するのに苦労してしまいます。

どこでSnapしているか、微妙な重なりをしていないかはよく注意する必要があります。
慣れないうちは画面を十分に拡大して確認するようにしましょう。

一段できたら、それをコピペ、コピペ!

ひとつ作った脚を四隅にコピーして、床板一段分をまとめてグループ化したら、
それを三段に複製してできがりです!

これがCADの真骨頂!

これがCADの真骨頂!

なお、三段分コピーした後でどこかを修正したくなった場合は、上にある二段をおもいきって削除するのがおすすめです。
最初の一段を丁寧に修正してから、再度コピペして上に積み上げるようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。
caDIY3Dはとても便利なソフトですが、細かい部分ではいくつか注意点があります。
この記事の中でも紹介しましたが、改めてまとめておきます。

  • 部品が地面にめり込まないように注意。めり込んでいる場合はいったん空中まで持ち上げて、地面に落とす
  • Snap機能が邪魔で思った位置に部品を動かせない場合は、Shiftキーを押しながら動かす
  • どこでSnapしているかは要注意。画面を拡大して、思った通りの位置でSnapしていることを確認する
  • 空中にある部品は、なぜか思い通りにSnapできないことがある。困ったときはSnapしたい部品二つを地面に落としてからSnapし、二つまとめて持ち上げるとよい
  • 部品をコピー&ペーストすると重なって配置されるので注意。配置したらすぐに動かす。見失ったら『重なりを確認する』機能を使う
  • 部品のまとまりはグループ化すると便利。グループ解除はメニュー>編集>グループ解除

記事中では速いテンポで操作をしていますが、実際は焦らず操作しましょう。

さくや
プラモと同じで、部品ひとつひとつ、想いを込めて作りこむといいよ

最終的には、最初に決めたサイズに収まるようにすることと、
購入予定のマットレスに合わせたサイズにする必要があります。
ひととおりの流れをつかんだら、サイズを微調整しながら再設計してみましょう。

基本的な操作がわかれば、ベッド以外でも大抵のものは作れるようになると思います。
これから何かを作ろうとしている方はぜひcaDIY3Dを使って設計してみてください。

友達の『りゅうばか』さんは、cadiy3Dで本棚を設計して、詳しい手順を紹介しています。
そちらも参考になりますので、是非参照してみてください!

さて次回は、caDIY3Dを使った木取り図の作り方と、
木取り図を作るうえでのコツについて説明します。

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DIYが趣味のシステムエンジニア。最初は子供三人のために家具を作っていましたが、最近は西洋かんなとジグを使った木工がメイン。DIYを始める人を応援したくてTwitterとブログを開設しました。 現在『DIYアドバイザー』資格に挑戦中!

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